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霊界の実相と地上生活(27)
真の愛/真の愛の姿は発光体

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
十 真の愛と発光体

李相軒先生

真の愛
 真の愛とは、本然のエデンの園でアダムとエバの堕落によって失ってしまった愛を、再び探して、神様と共に生きていこうとする本然の愛をいいます。ところで、この愛の価値基準は、神様と真の父母様を中心とするとき、真の愛という名詞がつくのです。

 神様を離れた真の愛というものはありえません。エデンの園でアダムとエバが初愛の実を神様に捧げられなかったために、神様と人間の親子の関係が、多くの歳月の中で悲しみの歴史の中に流れてくるようになったのです。初愛の実をサタンに差し出したために、神様も最初のものを再び取り入れる作業をなさらなければならなくなりました。しかし、既に多くの罪悪の種が地上に蒔まかれたために、神様はこの罪悪の実を収穫した後、殻だけの実と穀物を分別して取り入れようとなさるのです。

 ここで、最初の実を失ったために、再び奪って取り返してくる作戦が必要です。これが蕩減(とうげん)条件です。真の父母様が地上に来られることによって、この公式が解かれるようになりました。神様が復帰摂理をしてこられた究極の目的は、失ってしまった子供を捜すことにあるからです。人間は、真の愛の根本を悟り、神様の前に真の愛をお返ししなければならないのです。それで、真の父母様を通じて祝福の基準を経て重生して、聖別された者だけが、神様の真の子女として登場することができるのです。したがって、祝福の過程を通過しなかった者は、最初の実の資格がありません。

 神様の前に本然の真の愛で導かれ、進んでいくには、真の父母様から祝福された夫婦が愛の祝福家庭を成し、子女を繁殖し、四位基台を成さなければなりません。真の愛とは、神様を中心として夫婦が一つになり、父母と子女が愛で一つになるときの姿をいうのです。

真の愛の姿は発光体
 真の愛の姿が霊界では、完全な一つの体として調和をなします。それは大変な光体です。この時に現れる光体の光は、子女の姿としても見え、夫婦の姿としても見えるようになります。ここで根本となる光の発光体が、本当の真の愛の化身体であり、神様が我々に下さった真の愛です。もし夫婦が一つになれず、子女が一つになれないときは、完全な真の愛の光を発せられないのです。

 我々が一般的に考えるとき、真の愛は、無限に与えて受けるアガペー的な愛を連想します。ですが、真の愛は、神様を中心として、夫婦が完全一体となり、四位(よんい)基台が成された愛をいうのです。

 それゆえ、祝福を受けることができずに重生しなかった者は、真の愛の隊列に同参することができません。また、天国に来ることができるチケットもありません。皆が祝福の隊列に参与するよう努力しなければなりません。

199787日)

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 次回は、「本然の愛/神様の前に出る本然の夫婦の姿」をお届けします。


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