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霊界の実相と地上生活(26)
愛の中心存在/愛の媒介体

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
九 愛の媒介体と人間完成

李相軒先生

愛の中心存在
 人間の構造が二重構造から成っているように、人間は、神様の前に絶対的に出ていこうとする愛の中心存在になるべきです。言い換えれば、人間以外のすべての存在も神によって造られましたが、人間だけは神様が最高の知性を込めて造った傑作品なのです。したがって、人間は万物より神様の前にもっと大きな存在価値の基準をお返しすべきなのです。

 ところで、人間の堕落によって、それがなされなかったので、本来の位置に返そうという本性の指向性によって、人間は必ず神様の前に真なる子女としての役割を果たさなければならないのです。

 万物は神様から造られた被造物です。したがって、自分の存在価値を美として、また自らの成長によって、神様の前に捧げること以上のものではないのです。

愛の媒介体 
 ところで神様は、特別に万物にない愛の価値を人間に賦与されました。その愛とは、独自的に生じるものではなく、主体と対象が合性体を成し、一つになることで、愛の根本価値が現れるようになるのです。愛の媒介体とは、神様の前に愛の中心体になり、神様を最高の喜びの場に迎えるべき子女としての資格を表すことです。それゆえ、人間は、神様の前に愛の最高の極致を捧げ、神様を喜びの場にお迎えする愛の媒介体の役割をしなければならないのです。すなわち、人間として造られた価値基準を、神様の前にお返ししなければならないのです。人間は、神様を喜びの場に迎えてさしあげるための最善の人生を生きなければならないということです。そうするために、互いに愛さなければなりません。互いに一つになり、神様に栄光をお返しする子女としての道理を果たすべきです。これが完成した人間の姿なのです。

19978月4日)

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 次回は、「真の愛/真の愛の姿は発光体」をお届けします。


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