2022.02.26 17:00
霊界の実相と地上生活(25)
人間の構造/相対のための人生
36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
世界平和統一家庭連合
第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
八 相対のための人間の構造
人間の構造
人間の構造は、個体として生きていくようになっていません。相対のために生きるように、構造自体がそのようになっているのです。すなわち、相対関係にある主体と対象が、互いによく授け受けして一体になった基台の上に、神様の力が運行されるとき、神様の最も大きな喜びの対象になるのです。
我々人間は、大抵自分のために生きるのが当然のことのように考えながら生きています。しかし、個体的な人生は、神様の本来のみ旨とは距離が遠いものです。それゆえ、独身主義者は、神様の前に親不孝であり、霊界では恥ずかしい者の中の一人です。人間が独り住まいをすれば、神様の作品の中で最高の知性を込めて造った作品が、未完成となります。
相対のための人生
人間が神様の最高の傑作品であるなら、神様が人間に賦与されたまた一つの性稟(せいひん)があるのです。相対のためになろうという心の基礎がそうです。それは次のようです。
①相対を必要とする外的な姿の二重構造(相対が必要)
②相対のための内的な性稟と心の発露
例えば、凸凹の人間の生殖器を見ても分かります。それゆえ、人間は、神様が本来賦与してくださった「ために生きる」天道に従って人生を生きていくようになっているのです。それから離脱したり、反旗を翻せば、神様に逆らったという罪を犯すことになります。
人間は地上で永遠に暮らすようになっておらず、本郷の家に来るとき、自分の住みかがなくなるのです。すなわち、さすらいの客になるのです。
それゆえ、神様から賦与された生命の価値を貴重に思い、神様に仕えることと、ために生きる人生を地上生活でよくしなければならないのです。
(1997年8月4日)
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次回は、「愛の中心存在/愛の媒介体」をお届けします。