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霊界の実相と地上生活(24)
二性性相/おお! 私の神様

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
七 万有原力

李相軒先生

二性性相
 二性性相は、神様の性稟(せいひん)に似たすべての被造世界の姿をいいます。この二つの性稟は、神様から賦与されたものです。そして、根本の力は、万有原力であり、この力に基づいた作用が、まさに授受作用なのです。では、相対性原理とはまた何でしょうか。主体と対象は万有原力による授受作用によって互いに授け受けしようとします。例えば、磁石の引き合う力が作用するとき、最も究極的な根本的力を「原理」は「万有原力である」と言います。根本は一つです。神様の根本となる力だと表現すれば、易しく理解できるでしょう。

 春夏秋冬の四季の変化の根本となる力を人間がつくったのではないように、被造世界や人間が動いていくすべての力の根本となる力は、唯一なる存在から賦与された絶対、唯一、不変、永遠の力です。『原理講論』においていろいろな角度から説明している力の根本となる力は、我々人間が説明することができません。ただ無限であられる神、すなわち唯一なる人間の創造主であられる我が親なる神の力です。無限に膨大なこの霊界、到底知性で判断できず、肉眼でみな見ることもできず、捉えることもできず、説明することもできない無限の世界の主人公が、まさに神様です。いくら研究しても、研究してみても、神様は表現ができず、描くこともできません。説明することができず、感覚や感情でも表現することができない方が神様であられます。

 李相軒は分析し、論理展開するのが好きですが、神様は細かく分けたり分析したりすることのできない、無限の光の主人公であられます。きらびやかな光で、奥妙(おうみょう)に摂理される方であられます。

おお! 私の神様
 私は霊界に来れば、神様を分析することができるだろうと期待しました。しかし、霊界に来てみると、あまりに膨大で、感嘆詞ばかり連発して出てくるだけであり、分析するという私の思考が、無限に愚かに思われるだけです。「おお! 私の神様、この子供を許してくださいませ。何にも、どこにも、比較することができない神様であられます。おお! 私の神様、おお! 私の神様、おお! 私の神様、許してくださいませ」としか表現する道がありません。それゆえ、神様について掘り下げて知ろうとする者は、最高に愚かな者です。

199784日)

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 次回は、「人間の構造/相対のための人生」をお届けします。


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