2022.02.12 17:00
霊界の実相と地上生活(23)
四位基台造成と二性性相/愛の一体理想
36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。
世界平和統一家庭連合
第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
六 四位基台造成と愛の一体理想
四位基台造成と二性性相
四位(よんい)基台とは、神様を中心とした夫婦が、愛を中心として夫婦一体を成し、そして子女を繁殖することですが、それが『原理講論』の主要な核心です。しかし、霊界から見た四位基台造成とは、『原理講論』よりずっとおもしろく、神秘的なものだということができます。四位基台とは、神様を中心として夫婦が一つになることであり、また、子女を繁殖することですが、夫婦が愛するときは、完全に一体となり、主体と対象という区別がありません。完全に一つの体を成すようになるのです。その上に神様の愛が覆ってしまうので、我々の目に確認されるものは、ただきらびやかな光彩だけです。美しさそれ自体だけが目に見えるのです。
愛の一体理想
では、子女の愛はどのように見えるのでしょうか。夫婦が愛すれば、一体になるように、子女の愛も完全一体になってしまうのです。つまり、子女と父母が完全に愛で一つになります。明らかに、父、母、子女の3人ですが、愛で一つになるときは、3人の姿が個体として見えないのです。父の姿として、母の姿として、子女の姿として現れますが、対話をするときは、再びそれぞれ3人としても見えるのです。
四位基台を造成するという言葉は、神様を中心として一つになれば、完全な一体の姿になるために、地上のように四つの存在として見えないのです。それゆえ、二性性相として一つになった夫婦は、一つの体を成したような姿で暮らしていくのです。これが天上の最高基準にある霊人たちの姿です。しかし、主体と対象が一つになれない存在は、決して一体の姿ではありません。神様のきらびやかな光彩も見ることができないのです。天国の関門を通過した者だけが、そのような姿を持つことができるのです。それゆえ、四位基台の根本は、神様を中心として、夫婦という二性性相が愛で一体を成すことなのです。すなわち、四位基台は、神様の究極的な目的であり、神様が力(愛)で運行されうる基盤になり、根本的な力(愛)の基台になるのです。
(1997年8月4日)
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次回は、「二性性相/おお! 私の神様」をお届けします。