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霊界の実相と地上生活(22)
天国の関門

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
五 天国理想と天国の関門

李相軒先生

天国の関門
 天国に入ってくるまでには、通過すべき門が多いのです。天国は自分が生きていた人生の実を取り入れる倉庫です。ここでは、どれくらいの賞金をもらうことができる袋になるかという、重量を量ってみるのです。すなわち、善と悪の重さを比較してみるのです。

 地上での暮らしが誰のためのものだったか、ということが問われます。すなわち、①神様のための人生だったか、②自分個人のための人生だったか、③どのような国家観や世界観で地上に何を残してきたか、ということが問題となります。また、通過すべき関門が、あまりにも多いだけではなく、詳細に細部に検査されるようになります。まるで、漢江(ハンガン)の水が消毒薬で浄水されて、濾(こ)してまた濾して我々の食卓に来るように、天国に入ってくるまで通過すべき関門が多くあります。

 守衛のおじさんのような方が立って、あなたは何番ホームに入るかと聞くのではありません。自分自らが、まるで磁石に引かれていくように、あちこちを通過しながら行くようになるのです。その関門を通過するたびに、自分の犯した罪のために拒否されるとき、その苦痛は本当に形容しがたいほどに苦しく、不安であり、恥ずかしいのです。

 通過する所々に階層があります。我々が地上でいうように天国、楽園、地獄に区分するだけではなく、階層が多いのです。では、どのようにすれば、無事に通過して天国に来るのでしょうか。自分の罪のために通過できない階層があるなら、そこで払うべき蕩減(とうげん)の期間が過ぎてこそ、神様の特恵をはじめ、後孫の功労、祈祷、献金、奉仕などの善なる条件で通過することができるのです。真の父母様が来られて、全体の関門の通過基準が新しく立てられるのを望みながら、霊界人たちは待っています。父母様の仕事が多くならないかと、甚だ恐ろしくなります。

(1997年8月4日)

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 次回は、「四位基台造成と二性性相/愛の一体理想」をお届けします。


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