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続・日本統一運動史 4
御言『神の目的と我々の目的』

 真の父母様が「母の国」である日本に向けて語られたみ言や、教会員たちの涙の証しなど、「続・日本統一運動史」では、1965年以降の「知らなかった」エピソードをお届けします!
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歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第四章 真の御父母様との一体化時代
一、真の御父様、21年ぶりの御来日(1965. 1. 282. 12

(2)歓迎会(1965. 1. 28、東京・南平台)

1. 御言『神の目的と我々の目的』(1965. 1. 28
 (祈祷)「…今日、こちらの所に参りました。あなたの許したるここに集まった食口たちは、あなたの心情を通して集い来た子女でございます。日本の一億国民の中から選ばれ、召したこの食口たちを、どうか永遠の愛の心情の懐に抱いて、この罪悪の世界を力強く勝利として、生涯の勝利を先に立たせることができますように、この時間、力を注いで下さい。天の愛を注いで下さいませ。天の心情につながして、そうして我一人立って、この地を、あなたの懐に復帰さすことができますよう、一層誓いするこの時間となるように御恵み下さらんことを心よりお祈り申し上げます。どうか、今後の時間を授かって、勝利の一時間ができるように御導いて下さらんことを、心からお祈り申し上げます。この日本の統一教会におきまして、会長を中心としたる八ヵ地区に、永遠なる神の御恵みが共に、そうして地方に分かれておる食口たちを永遠にお守り下さらん事を、真にお祈り申し上げます。」

 (御言)「我々がこの地上に生まれたその日から、自分自身は知らないけれども、一つの目的を持って生まれてきたということは否定することができません。創造されたものがそういう目的を持っているならば、それを創造した父におきましてもその目的があったということは当然であります。その目的とは創造理想の目的であり、万物の最高の願いの目的であり、あるいは人間にとりましては、なくてはならない最上の目的に違いないということは申すまでもありません。…

 その目的は…この歴史上には現れておりません。…(その)目的の世界に立って生活しているという人は一人もいない訳であります。人間がそういう立場になっているから、人間を中心として摂理している神御自身においても、その目的の地、あるいは世界を成して、栄光の座にいるということができないのであります。…

 ある時、先生は神に祈りました。『善なる神の目的…にかなう人格は、…神の求める創造本然の人、その人はいずこにおりますか?』。『おりません』。『過去におりましたか? 現在おりますか? 未来におるでしょうか?』。『私は知らない』。…

 この悲惨なる復帰の歴史は…神がいかに涙を流してもどうすることもできない。この重大なる基準を解決し得るためには、人がしなければならない。…

 今日皆さんに会いまして、先生として皆さんの御苦労を誉め讃え、そうして、涙ながら、これで良いと誉めたいけれども、まだまだだめだ。これから先生として一言、戦って疲れている君たちを前にして言いたいことは、まだ行かなければならない。我々の道は世界的な城壁を造ることであり、それは我々の血と肉が築かなければならないのであります。君たちに対して、『十字架を負え!』『死のところへ行け!』。…それくらいの心情がなければ、どうしてこの敵の地において良いものを残していけようか。…

 この日本の地に足を踏み出す時、心から先生は祈りました。神の心情にかなった真をもってこの先生を迎える人がおれば、その迎える心情を神は記憶して下さい。…神の世界を、希望をもって一つの目的の世界を造るまで、神の御理想の目的の地になるまで、建設せんがために、我々は涙で行かなければなりません。行くには蕩減もありましょう。茨の道もありましょう。あるいは断崖もありましょう。…(しかし)全生活、自分自身を分解すれば、そこには神の願いの世界しかありません。神と…の関係しかありません。神に対しての事情と心情しかありません。…そのような人間になれば、この人は世界をリードするというのであります。…

 ここに立っている先生が何を持っておりますか。あなた方に対して語る何も持っておりません。ただ持っているというのは、不足だ、不足である。…

 本当に、本当に、その父が我々に対して、父なるか。考えたことがありますか。ほんとうに涙でもって呼ぶときに、『おお、誰それよ、我はここにいる、真の親である。真の親である』。抱かれる本当の親がいるならば、それ以上の栄光、それ以上の安心。人間として得るもの。考えたことがありますか? 君たち。その方を我々は父といい、我々は愛されているのであります。…

 日本には日本内に打開しなければならない多くの十字架があるでしょう。それは経済の問題ではない、政治の問題でもない。それは問題ではない。神霊と、日本と目的の世界は、隔たっている。この一億を率いてこの地上に走る機関車になるその人が必要である。普通の車両に乗っている人たちは眠っても、その機関手たちは眠ることはできない。普通の人のように座って外景を観賞することはできない。軌道を研究して、軌道を注視しなければならない。夜でも昼でも注視しながら目的地に向かって時間を合わせて進む。それは君たちの目的である。その一億の日本と天国、我々の理想、目的の世界、そこにあるその淵を他の民族の力を借りずして、自分たちの、君たちの力でもってこれを埋めてくれることを切に念願しております。」

 (祈祷)「…この旅行を通してすべての心情を結び得る、夢に会う先生に直接会って、膝をついて頭を下げて、涙をこぼしえるこの時間を授けて下さったことを本当に感謝します。日本には、こういう集まりは、この人たちしかないと思う時に、神よ、覚えて下さい。そして、最後に勝利を得るように力をつけて下さい。そうして、神の前にいつも勝利の勇士として立ち得ることができますように守って下さい。幾日間ここにとまる時、すべてを打ち明けて、神が喜ぶ時間を過ごすことができますように御守って下さらんことを切にお願い申し上げます。若き心の中から神を誉めたたえる讃美の声が、この地から日本全国に広がることができますように。

 神は真に我々を立たせて下さるために、涙でもって辿って来ました。血と汗でもって辿って来ました。無条件に我々は受けましたから、無条件の涙、無条件の血と汗とを惜しまないで、前進、前進、神の目的地に先を争って走ることができますような食口たちにならしめて下さい。神にすべてを捧げますから守って下さい。神の平和と神の希望と神の喜びと、我々の努力のもとに、あらゆる動きとして、それを受け入れて下さいますように。我々は、忍び忍んで行かなければなりません。神は我々を守ってくれなくてもいい。そして、そこにおいて、神を讃美しえることが、凱旋の再建の歌を歌うことができますように…」(抜粋)

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 次回は、「藤井真由美さんの証し」をお届けします。

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