ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第57回「セルフイメージ」について

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、「セルフイメージ」についてお伝えします。

【自分がつくったイメージどおりに生きる】
 セルフイメージとは、「自分について抱いているイメージ」つまり「自分に対する印象」のことです。
 自分は何が得意で、何が苦手で、こういう人間で、周りからはこう見られている…など、さまざまあり、それは思い込みの場合もあります。

 セルフイメージは子供の頃から現在までの経験、周囲の目、言葉などの蓄積によって自分がつくり上げているもので、セルフイメージどおりの自分を生き、そのとおりの現実を受け取っているといわれます。

【賞金贈呈メッセージを見つける実験】
 自身を「幸福だと思っている人」と「不幸だと思っている人」を一定数集めて、新聞の中のあるページに目立つように大きく書かれている「このページを見つけることができたら賞金を贈呈します」というメッセージを見つけさせる実験をしました。

 結果は、「幸せだと思っている人」のほとんどが見つけることができ、「不幸だと思っている人」のほとんどは見つけられなかったそうです。

 「賞金を贈呈します」ということが「不幸な自分」というセルフイメージに合わないので、見えているのに見えていない(スコトーマ/心理的盲点)状態になるということです。

【高いセルフイメージを持つ】
 ですから現在より高いレベルのセルフイメージが持てるようになると、それにふさわしい新しい視点が持て、新しい情報が入ってきて、目の前の課題を越えることができたり目標を達成したりできるようになります。

 また、FSコーチング講座の46回「意識の6段階」でお伝えしたように、セルフイメージは自己認識ですから、ここが変わることによって能力、行動、環境が大きく影響を受けます。

【達成リストと感謝リスト】
 ではセルフイメージを高めるためにはどうしたらよいでしょうか。セッションなどもありますが、ここでは日常でできる二つを簡単にお伝えします。

①「達成リスト」「できることリスト」を作る
 過去に達成できた事、今できる事(小さなことでよい)をリストにすることで自分の自信を引き出す効果があります。

② 感謝できることをあげる

 この二つを短時間でも毎日続けていくことで自己肯定感が上がり、セルフイメージが変わることによって、なりたい自分に近づいていくことができます。

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 次回は、「インパクトと繰り返し」についてお伝えします。

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