ファミリーサポートコーチング講座

 「ファミリーサポート(FS)コーチング講座」は、文字どおり、より良い家族関係や人間関係を実現するために読者の皆さまをサポートするコーチング講座です。
 毎週月曜日配信予定です。皆さまの家庭生活、信仰生活、社会生活にぜひお役立てください。

第58回「インパクトと繰り返し」について

ナビゲーター:西森 響
監修:阿部 美樹(伝道教育局)

 今回は、「インパクトと繰り返し」についてお伝えします。

NLPでのインパクトと繰り返し】
 NLP(神経言語プログラミング)では、五感を通じて処理された情報が言葉によって意味付けられ、その人なりのプログラム(感情・思考・行動パターン)が形作られると考えます。

 人間の脳は強烈なうれしいこと、怖いことは一回で覚えて記憶に落とし込みますので、たった一度の強烈な怖い体験でも高所恐怖症になるといったことがあります。

 反対に、緩い感情であっても毎日のように刺激を受け続けることで固定観念が植え付けられる場合もあります。

 プログラムが作り上げられるときにインパクトと繰り返しがあるだけでなく、プログラムを書き換えるときも同様です。

 従って、コーチングのセッションで従来のプログラムを修正するときや、今必要なプログラムを作るときにも、強い刺激(インパクト)でできる場合と弱い刺激(繰り返し)でできる場合との両方があるわけです。

【インパクトの強いセッション】
 FSコーチングのセミナーに参加したかたの感想を聞くと、一回のセッションを受けただけで心が変容し、親子関係や夫婦の人間関係が劇的に良くなったという体験をするかたがいます。

 それに対して、コーチングのセッションを受けたけれども、あまりよく分からなかった、何となく心が良くなった気がするけれども、劇的な変化はなかったというかたもいます。

 このように一回のセッションの「インパクト」が強い場合と、そうではない場合があります。

【繰り返しにより着々と良くなる】
 しかし、少しの変化しかなかったかたが、繰り返しコーチングセミナーに参加したり、個人セッションを受けたりすることによって、徐々に心の状態が良くなる場合があります。

 そして「振り返ってみると、昔の私とは違う素晴らしい自分の姿を見つけることができた」という感想を持つようになります。

 自己承認できなかったかたが、気が付いたら自己承認できるようになったという体験です。

 インパクトと繰り返しは、どちらが良いということではなく、その人に合ったペースで書き換えがなされるように、その人自身の潜在意識が選択しているものと考えられます。

【求めよ、さらば与えられん】
 同じコーチの場合でも違うコーチの場合でも、コーチングセッションを二度、三度と繰り返し受けられますし、あるいはグループセッションに参加するなど、さまざまなセッションを繰り返して体験することもできます。

 また、一度受けたセッションで得た感覚を起床時、就寝時などに繰り返して思い出すことも繰り返し体験です。
 セッションをきっかけに日々の生活に落とし込む体験を繰り返すかたもいます。

 「求めよ、さらば与えられん」です。
 粘り強く求めていかれるかたは、必ずなりたい自分になれることでしょう。

---

 次回は、FSコーチングのセッションを受けた60代女性の感想をお届けします。

【ご案内】
 ファミリーサポートコーチングの内容にご関心があるかた、セミナーに参加希望のかたは、ウェブサイトをご覧ください。

※ウェブサイトが正常に表示されない場合は、以下のURLをご利用のブラウザアプリ(Google Chrome、Yahooなど)で開いてご覧ください。

https://f-s-coaching.net/