2022.02.18 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第76回 なかなか行動できないタイプなのですが、どうしたらよいですか?
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「なかなか行動できないタイプなのですが、どうしたらよいですか?」という質問です。
「計画を立ててもなかなか実行できない」「やる気はあるのにすぐにやれない」など、考えを行動に移すことができず、時だけが流れる場合があります。
では、どのようにしたら「すぐにやれる人」になるでしょうか。
実は、小さな一歩を踏み出すことで物事は動き出すものです。
そのコツを五つ紹介します。
第1のコツは、試しに10秒だけ動いてみることです。
最初の一歩を踏み出すことは重要です。その一歩のハードルを極限まで下げて、10秒でできる行動に細分化してみるわけです。
ランニングするためには、「靴を履く」「ランニングウエアに着替える」ことです。勉強するためには、テキストを開くことであり、手紙を書くためには、宛先を書くことです。
10秒あればできる具体的な行動をやってみることです。
小さいことなら失敗しにくいからこそ、その後の行動につながります。やる気は動いてから、後からついてくることがあります。
第2のコツは、結果目標だけでなく行動目標を立てることです。
実績という結果、成果という結果の目標だけではなく、結果を出すために必要な行動にポイントを置いた目標が必要です。
「これだったらできる」という行動目標を決めてやればいいので、失敗することが格段に減ります。
「夏までに5キロ痩せるために毎朝30分の散歩をする」「部屋を片付けるために使っていないものを10個捨てる」などです。
思うように成果が出ないときは、結果にこだわらず行動にフォーカスしてみてください。行動目標と結果目標の両方を設定して使い分けてください。
第3のコツは、すでに定着している習慣に新しい習慣をくっつけることです。
・朝、「歯磨き」をした後に「柔軟体操」をする。
・「電車」に乗ったら「本」を開く
・夜、「お風呂」に入ったら「日記」をつける
など、新しい習慣をゼロから身に付けるのではなく、すでに習慣化している行動に新しい習慣をつなげることです。
第4のコツは、同じ場所、同じ時間で同じことをするということです。
会社や家の近くで仕事をしやすい場所を探して、そこに行って仕事をするとしましょう。そのような場所で、同じ行動を続ければ続けるほど、習慣として刷り込まれて定着します。
朝6時から7時の時間は自宅で仕事をするというマイルールを決めて繰り返すとしましょう。そうすれば、その行動はルーティン化され、その時間になると集中して仕事ができるものです。
第5のコツは、気分転換の方法をあらかじめ決めておくことです。
行動力がある人でも集中力がずっと続くものではありません。疲れを感じたら気分転換することは大切です。気分転換が上手な人は、あらかじめ気分転換の方法を決めています。
具体的には、「深呼吸」「体操」「散歩」「甘いものを食べる」など、数分でできるものがあります。
「仮眠」「掃除」「ランニング」「カラオケ」など、数十分ほどでできるものもあります。さらに、「旅行」「映画」「ドライブ」など、ある程度時間が必要なものもあるでしょう。
このように、小さな工夫で行動に変化を与え、すぐに行動し、集中できる人になりましょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!