https://www.kogensha.jp

霊界の実相と地上生活(20)
四位基台/天上天下の真の父母様

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第三章 原理から見た霊界の暮らし
四 四位基台と真の父母様

李相軒先生

四位基台
 四位(よんい)基台とは、神様を中心として主体と対象が一つになって夫婦一体をなし、さらに、その基盤の上で子供を繁殖する基盤をいいます。神様の創造目的の根本土台の上で、主体と対象のみ旨に合わせて、子女としてつくられた人間は、神様の愛の圏内でよく成長し、本来願われたみ旨のとおりに、創造理想を成さなければなりません。

 サタン主管圏になった世界が、神の主管圏の世界に完全に復帰されるとき、神様が本来願われた理想世界が成されるのです。神様は、復帰摂理を通じて、天国建設のみ旨を地上に成されるために、人間を探してこられました。したがって、地上人間たちが、子女の立場で神様の懐の中にまっすぐに来るようになるとき、神様を中心とした永遠の天上天国の世界が成されるのです。

天上天下の真の父母様
 神様が成そうとした理想世界は、人間の堕落によりサタン世界に変わりました。そうなることで、復帰歴史の過程は複雑にもつれるようになったのです。復帰歴史は、もつれた歴史の一コマ一コマを解いていくことで、神様の主管圏に移っていくようになります。この摂理に結末をつけるための主人が、この地に来られることによって、天国建設は始まるのです。その方が、まさに真の父母様であられます。

 真の父母様から始まった人類の救いの役事(やくじ)が、歴史発展に貢献したのは絶大です。このような根本のみ旨を立て、地上と霊界に永遠の理想を飾ることができるようになるのです。地上におられる真の父母様は、地上だけの真の父母ではなく、天上天下(てんげ)の真の父母であられるので、霊界の永遠の安息の主人、天国理想の主人公になられます。したがって、霊界にいるすべての階層の数多くの霊人たちは、真の父母様が霊界に来られて成されるようになる理想世界建設を待ち、それを希望として暮らしているのです。ところが、霊級の高い霊たちは、到来する希望の世界を知っていますが、下級にいる霊人たちは、恐ろしいこの刑罰の世界が、どのように変わっていくのか分からないのです。彼らには希望もなく、待つこともありません。ただ、苦痛の連続だけです。

 それゆえ、地上で地獄の行列が多くなれば、霊界が複雑になり、霊界が複雑になれば、真の父母様が霊界に来られた後の、苦労と苦難の時間が多くなるのです。しかし、祝福を受けるようになれば、地獄行きは免れます。ですから永遠の世界の建設の先頭に立つ旗手になりましょう。それが孝行の道理を果たす道になるのです。ゆえに四位基台完成は、すなわち天国理想の完成です。天国理想の完成は、真の父母様の前に孝行することです。

(1997年7月31日)

---

 次回は、「天国/相対性原理と天国理想郷」をお届けします。


◆「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を書籍でご覧になりたいかたはコチラ