2021.12.22 17:00
家族の絆づくり 199
「不安」をなくす三つの方法
ナビゲーター:阿部 美樹
不安は「行動しろ」という合図
日々の生活の中で「不安」を感じることが多くあります。その不安をなくすためには何が必要でしょうか。
それは「行動すること」です。行動しないと悩みは増えていき、行動すると悩みは少なくなります。
不安は、生物学的には「今すぐ行動しろ」という合図と考えた方がよいでしょう。不安をなくす三つの行動を紹介します。
第1の方法は、「知ること(情報収集)」です。
苦手な人と接すると不安になるのは、相手がどんな人か分からないからです。新しい職場に行くときに不安になるのは、どんな職場なのか、どんな仕事内容なのか、どんな人がいるのかなど分からないからです。
何事も情報不足の場合は不安になります。不安なときは情報を集めていくことが大切であり、詳しく分かれば安心できるものです。
事前に情報を集める癖、情報を得るアンテナを高めましょう。
不安がなくなる捉え方
第2の方法は「学ぶこと」です。
必要な知識を得る、スキルを身に付ける、能力向上のために学ぶことは、不安を解消すると同時に安心を与えてくれます。
具体的には読書をすること、動画で学ぶことなどの方法があります。
仕事でも、新たに管理職になった場合、「管理職になったら読む本」「初めてのマネジメント」という本がいくつもあります。
学んで理論武装してノウハウを学んでいけばよいのですが、多くの人は何も学ばず困ってから対応するようになります。
環境が変わると不安になるのは、「今の実力で通用するのだろうか」「できないのではないか」というように自信がないからです。自信を付けるためには、学びを通して成長し、ステップアップすることです。
第3の方法は、「肯定的なアウトプットをすること」です。
「昇進して新しい立場になっても、人間関係がうまくいかなかったら…」「新しい仕事が大変だったら…」という否定的な点を考えると不安になります。
反対に肯定的・楽観的に「給料が上がる」「立場を通して成長できる」「出張が多くなり、いろんな所に行ける」「全国のおいしいものが食べられる」と考えると楽しくなります。
楽しい世界を想像すること、イメージすることは、ある意味「妄想」です。しかしそれが有効です。
「ピンチ」は捉え方を変えると「チャンス」でもあります。その捉え方が「肯定的なアウトプット」です。それを話して、書いて、行動することができたら道は開けていくことでしょう。