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霊界の実相と地上生活(15)
神様の愛の形態②

 36家庭の李相軒(イ・サンホン)先生(1914~1997)が霊界のさまざまな事実を証しされたメッセージ、「霊界の実相と地上生活【霊界の様相編】」を毎週土曜日配信(予定)でお届けします。

世界平和統一家庭連合

(光言社刊『霊界の実相と地上生活』より)

第一部 霊界の実相と地上生活
第二章 霊界で見た暮らしと地上生活
九 神様の愛の形態

神様の姿は火であり光である
 光が愛の姿であると、何で判断するのでしょうか。神様の姿は、火であり光であるために、神様の光を見れば、人間の心の中に、愛の要素がそのまま作用します。まるで、電気のスイッチを押せば明かりがつくように、神様の光を見れば、愛が作動し、人間の心の中は、愛の塊で和するようになるのです。

祝福の関門を広げた理由
 神様が、本来人間に願われる根本的なみ旨は、愛で創造された当時の姿そのものになるということです。しかし、人間始祖の堕落で、その後孫たちは、初めから本性の愛を持って生まれることができませんでした。二重構造を持った人間、すなわち、二種類の指向性の心を持って生まれた人間なので、出発から誤った人間の構造が、神様の胸を痛めたのです。

 それゆえ、復帰摂理でいう人間の根本復帰と、神様の圏内から離れた二種類の指向性の心を持った人間の問題を解決するためには、再び生まれる重生の過程を経なければなりません。そうして、原罪のない人間の姿で生まれてこそ、本来神様が願われた愛の本体である本性の姿に似ることができ、この国、霊界に来て、神様の完全な愛を体験することができるのです。

 それで、重生の過程を経るには、真の父母様によって生まれ変わらなければいけないのです。これが祝福です。最近、祝福の関門を大きく広げて、大きな恵沢を下さる理由が、まさにここにあります。彼らは理解できないとしても、生まれ変わるという手続きを通じて、恵沢を受ければ、この国では祝福を受けた民になるのです。真の父母様が生きているうちに、多くの民たちに限りない特赦の道を下さるのですが、それを受ける者は天国人となり、重生の過程を経た者となるのです。そのように、理由なく、地上の後孫と先祖が共に福を受ける期間であることを知るべきです。

愛は神様の最も大きな贈り物
 愛は、人間が世の中に生まれる時、神様から受けた、神様の最も核心的な重要部分です。人間は、それをそのまま相続すべきでした。しかし、それを誤ったことで、神様との関係が切れたので、これを回復するための方法は、人間が神様に似なければなりません。神様に似るための最善の方法は、神様の子女として、愛の本然の姿に帰らなければならないのです。

 愛、愛、愛、それはすべてに勝ち、すべてを溶かし、すべてを成すことができる根本の力です。愛だけが、人間が神様から受けた最も大きな贈り物であり、私たちが神様の子供であるという証しです。愛! 失った本然の愛を探すため、苦労して努力しなければならないのです。

1997714日)

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 次回は、「主体と対象と霊界の法」をお届けします。


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