家族の絆づくり 194
成功するための五つの成長段階

家族の絆づくり 194
成功するための五つの成長段階

ナビゲーター：阿部 美樹

うまくいく人は「うまくいく考え方」を持っている
　未来を決めるのは「今の選択」です。今の選択を変えれば未来も変わります。

　願いをかなえる人、目標を達成する人は、今の時点で未来の自分がどうなっているかをすでに決めているという特徴があります。
　その選択を自分との「約束」にしています。自分との約束を守り続けることは大切なことです。

　このような考え方が未来をつくります。人生がうまくいく人は「うまくいく考え方」を持っています。うまくいかない人は「うまくいかない考え方」を持っていると言えます。

　何事も成功するためには、成長段階があります。階段を一段ずつ上がっていくように、成長段階があります。
　五つの成長段階を紹介いたします。

五つのステップで成長・成功を実現
　第1段階は「知識」、知ることです。
　知らなければ何も始まりません。さまざまな情報があふれていますが、自分に必要な情報、今、大切な情報を求める心が必要です。求めるアンテナを立てる人には情報が入ってきます。

　第2段階は「理解」、分かることです。
　知るだけでは活用できません。それを納得し実感する理解まで高めることが大切です。理解した分だけ自分が成長する栄養素になります。

　第3段階は「実践」、行うことです。
　自分に必要な栄養素だといくら理解しても、それを食べなければ何の意味もありません。それと同じように知って理解したことを自分が実践することが大切です。実践することで理解が深まります。頭で理解するだけでなく、体で理解することが必要だということです。

　第4段階は「習得」、マスターすることです。
　1回実践するだけでは一つの経験にはなりますが、自分のものにはなりません。語学の習得やスポーツの上達も、全て繰り返し実践することを通して慣れてきます。
　継続すれば「できて当然」「無意識でできる」という段階になっていきます。どんなことでも1万時間取り組めば「一流」になるといわれます。

　第5段階は「貢献」、成功を分かち合うことです。
　自分ができるようになると周りの人にも教えたり、相続したりして成功と喜びを分かち合うならば、幸福度はさらに高まります。「受けること」よりも「与えること」「貢献すること」の方が人生の充実度が高いようです。