心安らぐ清らかな音色~癒やしのオルゴール聖歌
第23回「われら統一勇士」

 清らかな聖歌がオルゴール風にアレンジされました。
 祈祷用、睡眠用、作業用BGMにはもちろん、心を落ち着かせたいときや疲れたとき、胎教にもぴったりなコンテンツです。

 今回の曲目は、聖歌19番「われら統一勇士」です。

 原題は「統一勇士の歌」といいます。
 日本だと7番の聖歌がこの名前なので少しややこしいですね。

 この歌に限らず、題名や歌詞が元の言葉と違う聖歌は意外と多くあります。

 そこで今回は、「われら統一勇士」の歌詞の中で原文(韓国語)と日本語で言葉が違う箇所を、1番、2番、3番から一つずつご紹介します。


1
番】

〈日本語〉実れる田面(たのも)を みな刈り入れよう

〈韓国語〉収穫すること多い時に善良な労働者となって


2
番】

〈日本語〉望みと信仰 愛に満ちて

〈韓国語〉堅固なる信仰と所望 愛の中に固めて


3
番】

〈日本語〉過ぎし歳月は洗い流して

〈韓国語〉昔の多くの罪悪 祈祷で燃やしてしまい


 いかがでしょうか。けっこう違いますよね。
 特に1番でご紹介した部分は、原文とこんなに違ったのかと、調べた時にとても驚きました。

 作詞者が歌詞に込めた思いを知るには、やはり原文を知らないといけないなと感じます。

(参照:シリーズ聖歌 15 聖歌 第一部 19番「われら統一勇士」

 また、今回の背景画像は赤いナデシコの花。花言葉は「純粋で燃えるような愛」です。
 一般的には恋愛における愛情のことを言っているのだと思いますが、私はこの愛を“天に対するもの”だと感じました。

 この曲がいつ頃つくられたのかも定かではありませんが、歌詞を読みながら、草創期の先輩がたの信仰にあつく燃える姿がイメージとして浮かびました。そして、その信仰姿勢の根本はきっと純粋で燃えるような愛情だったのではないかと思うのです。

 そうして背景画像の花を探していると、こちらの赤いナデシコの花を見つけました。
 かれんな花でありながら真っ赤に色付くその外見は、「大胆さ」や「強さ」を感じさせるような派手な風貌です。その姿がみ旨の前に凜と歩む“勇士”のように見えて、今回こちらの花を使用させていただきました。

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画像素材:PIXTA