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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第61回 何をやってもうまくいきません。どうしたらよいでしょうか?

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回は、「何をやってもうまくいきません。どうしたらよいでしょうか?」という質問です。

 「何をやってもうまくいかない」という言葉を聞けば、相当大変なことや、嫌なことが立て続けにあったのだと推察することができます。心も落ち込み、希望を失い、やる気を失いかけている状況かと思います。

 その状況は、自分の立場からすればそのように感じるかもしれませんが、第三者の立場に立って客観的に見てみると、今までとは違って見えることがあります。新たな事実に気付いたり、違った感情を持ったりすることがあります。

 例えば、「何をやってもうまくいかない」ということに対して、具体的に何と何がうまくいかなかったのかを聞いてみると、意外にも二つか三つの出来事の場合が多いものです。
 一つ一つの出来事に対する落胆が大きいので「何をやっても」という言葉を使うことがあります。

 「いつも駄目なんです」
 「みんながそう思っています」
 「全てが難しいです」
 というように、「一般化」して思い込んでしまうということです。

 冷静に「うまくいかないことは何か? いくつあるのか?」さらに、「それ以外にうまくいったことはないのか?」など、客観的な事実を認識した場合、うまくいったことが多いことに気付いたり、心が楽になったりすることがあります。

 さらに、
 「神はその状況をどのように見つめているのか?」
 「神は私にどのようなメッセージを下さるのか?」
 「神はそのような試練を乗り越えるために、どのような個性と役割を私に与えられたのか?」
 など、神の視点で見つめることで新たな気付きがあるかもしれません。

 また、他にも事実を「省略」することでの葛藤があります。「不安なんです」という感情も、「何が不安なのか?」「具体的にどんな不安なのか?」と質問して具体化するだけでも、抱えている不安が解消することがあります。

 「あの人は変なんです」という葛藤も、「何が変なのか?」「誰が変だと言ったのか?」「何と比べて変なのか?」などの質問を通して明確化してみましょう。

 また、「夫の帰りが遅い」という葛藤に対しても、「何と比べて遅いのか?」「遅いことでどのようなデメリットがあるのか? 反対にメリットはないのか?」などの質問をすることで新たな気付きを得ることがあります。

 このように、「省略」された事柄を明らかにすることは大切です。

 事実を「歪曲」して思い込んでいる場合もあります。例えば「彼は私のことを嫌っている」という感情も、事実を確認せずに思い込んでいる場合があります。

 それに対して、
 「どうして嫌っていることが分かるのか?」
 「どのように確認したのか?」
 「期待しているから厳しく言うのではないのか?」
 などの質問をして事実を確認し、見つめ方や捉え方を変えてみると、違った感情を得ることができるかもしれません。

 このように、「一般化」や「省略」「歪曲」された認識を、客観的な立場や神の立場から見つめ直すならば、新たな出発の一歩を踏み出すことができることでしょう。

 皆さんからの質問をお待ちしています。
 「人生相談QA」で、ほぼ5分でお答えいたします。
 また、お会いしましょう!

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