2021.10.22 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第60回 周りの人のせいで葛藤が絶えません
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回は、「周りの人のせいで葛藤が絶えません。どうしたらよいでしょうか?」という質問です。
「自分は頑張っているのに、他の人のせいで失敗した」
「自分は理解しているのに、夫は全く理解していない」
「自分は休む間もなく働いているのに、子供は何も手伝ってくれない」など、周りの人との関係性から葛藤が生じることがあります。
客観的に見た場合、周りの人の責任であることが多くあります。
さらに、相手の足りない点や問題点を見つけると、相手を正そうとしたり、要求したりするようになります。
その時、それが正しいと思って取った行動なのに、意外にも満足感や平安な心になるのではなく、かえって怒りや不安な心になってしまうものです。
それは、「人のせいだ」と葛藤する自分の姿勢にも問題があるからではないでしょうか。
「あなたのせいだ」
「時間がないからできない」
「問題があるから不可能」と、他人や環境のせいにばかりしていないでしょうか。
一見、それは客観的に正当な判断のように見えますが、実は他人や環境に影響された対象的な姿勢であり、自分は間違っていないとして、自分以外の他者を変えようとする「他人軸」な生き方です。
事実は一つであっても、その事実に対する感じ方や受け止め方は、人それぞれ千差万別です。相手の言動に対して反発するのか、受け入れるのかは「自分の選択」です。
期待どおりにならなかった結果に対して、落胆するのか、甘んじて受け入れるのかは「自分の選択」なのです。
このように、自分の人生を他人任せ、あるいは他人のせいにするのではなく、自分にできることを考えること、可能な限り自分でコントロールできるように選択することが必要です。
この「選択する」ということは、自分で判断し自分で責任を持つことです。他人や環境のせいにするということは、対象的立場で責任を放棄することでもあります。
一方、他人や環境がどのように変化したとしても、自分はどのように選択するのかに心の焦点を置いて、主体的立場に立って責任を持つこともできます。
それはすなわち、他者がどうであろうとも、自分ができることを見いだして取り組もうとする自分軸の生き方です。
神は人間だけに「責任分担」を与えました。人間以外の動物などは、外部からの刺激に対して本能で反応するしかできません。
しかし、人間は外部からの刺激に対してどう対応するかを選ぶ能力が与えられています。
言葉を換えれば、外部の刺激とそれに対する対応との間に「選択の自由がある」ということです。
このように、人間は自分の意志によって「責任分担」を全うしてこそ、人間としての成長と完成がなされていくようになっています。
「自分の人生の責任者は私である」という意識を持ち、他人や環境に支配されるのではなく、自分の人生を自分でどうしたいかを考えることが大切ではないでしょうか。
「周りの人のせいだ」と感じた瞬間に、自分には何ができるかを考え、正しく選択し、責任を持つように心掛けてみましょう。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!