シリーズ・「宗教」を読み解く 188
第116回「超宗教フォーラム」・聖火の郷巡礼②
宗教者が果たすべき使命

ナビゲーター:石丸 志信

 9月26日、快晴に恵まれた聖火式の朝、宗教者たちは帯広のホテルから会場となる聖火の郷に向かった。先に聖火式スタジアムの特設舞台で「宗教者の祈り」のリハーサルを行い、その後、方相逸(パン・サンイル)天の父母様聖会神日本大陸会長夫妻、世界平和統一家庭連合(家庭連合)地区会長団と共に「慰霊塔広場」の巡礼に加わった。

▲「慰霊塔広場」の巡礼

 天地正教の川瀬カヨ教主が精誠を込めて建立した「韓国朝鮮中国人殉難者慰霊塔」「アイヌ民族慰霊碑」と、川瀬教主の遺功を称える「天華碑」を巡った。
 それぞれの慰霊碑の前では、家庭連合代表者が献花し祈祷をささげた。

 その後一行は「盟約平成之塔」に集合。この塔は、聖人・義人たちの遺志を受け継ぐ宗教者らが天一国創建成就を固く誓願した証しとして建立された。1998年10月の除幕式には仏教僧侶、イスラーム指導者、キリスト教代表らが集った。

▲「盟約平成之塔」での祈祷

 ここでは、今回参加した6人の宗教代表が前列に並び、献花した後、私、石丸志信(世界平和宗教連合会長)が代表祈祷をささげた。

 私はその祈祷の中で、「『神の下の一つの家族は、永遠、不変、絶対なる神様の願いなので、必ず成し遂げられるのですが、まず、宗教統一してこそこれが成るのです』と言われた文鮮明総裁のみ言どおり、天の父母様の切実なる願いがなされるために、今一度私たち宗教人たちがその使命を自覚し、全力を尽くす決意を新たにする」と祈った。