2021.09.28 17:00
シリーズ・「宗教」を読み解く 186
WCLCのウェビナー開催④
深まる日韓米宗教指導者の心情の絆
ナビゲーター:石丸 志信
WCLC(世界キリスト教指導者会議)主催、第6回ウェビナーの基調講演二人目に登場した世界平和宗教連合会長(私、石丸志信)は、2019年WCLC創設大会の朝、日本と台湾から参加した宗教指導者が9.11メモリアル(グラウンドゼロ)で米国同時多発テロの犠牲者の追悼と遺族の慰労、米国の精神的復興のために祈ったことを紹介した。(第99回参照)
また、その祈りの中で、2001年当時、真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁夫妻)が3000人のキリスト教聖職者の祝福式の準備をしていながら、テロのために実現しなかったことを思い起こし、WCLC創設が願いどおりになされるよう祈らざるを得なかったと語った。
当時、教会訪問を活発に行っていた日本人女性宣教師たちが、事件直後に悔い改め、涙ながらに祈った故に、創設大会前にせめて母国(ははぐに/日本のこと)の宗教指導者たちがその場で祈る必要があると感じたと述べた。
続く証しでは、長年国内外で宣教活動を続けてきた宮原亨牧師夫人が、2001年9月11日もNYマンハッタンで活動していたことを話した。
閉会の辞では、長く統一運動との関わりを持つACLC(米国キリスト教聖職者協議会)の代表牧師の一人、マーク・アバナシー牧師が、米国キリスト教の復興のために献身的な働きを続けてきた日本人女性たちに心からの感謝を述べた。
統一された世界共同体形成のために、日本と韓国、米国のキリスト教指導者がそれぞれの使命的立場を理解し、より一層強い心情の絆を深めることの大切さを感じるウェビナーとなった。