2021.09.21 17:00
シリーズ・「宗教」を読み解く 185
WCLCのウェビナー開催③
「神の御国を実現してください」
ナビゲーター:石丸 志信
8月31日に開催された、WCLC(世界キリスト教指導者会議)主催の第6回ウェビナーは、ジョージ・スターリングス大司教の司会で始まった。
オープニングは日本在住の米国人牧師が自作の歌で賛美をささげた。
金起勲(キム・ギフン)WCLC世界議長は開会の辞で、本会が創設者文鮮明総裁の聖和9周年を記念する行事の一環であり、文総裁夫妻は、世界の救援のため日本の宣教師たちを米国に派遣し、長年にわたって米国のキリスト教の復興のために尽くされたと語った。
基調講演は、WCLC創設委員である宮原亨牧師とIAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)コーディネーターの石丸志信・世界平和宗教連合会長が行った。加えて宮原牧師夫人が長年にわたる宣教活動の報告を行った。
宮原牧師は、まず、今世界が直面する危機的な状況として、新型コロナウイルス感染症のまん延や地球温暖化を挙げた。
韓半島の平和統一の課題は、民主主義と共産主義の対立の場であり、宗教、特にキリスト教の果たすべき役割が大きいことを強調した。
また、米中対立によって生じた北東アジアの安全保障上の危機も取り上げ、宗教の英知を結集した国連開会の必要性を訴え、文総裁・韓総裁が推進されるUPF(天宙平和連合)の働きに大いに希望を感じていると述べた。そして次の祈りで結んだ。
「人類救済のために熱祷をささげてまいりましょう。神よ! 全能の父よ! あなたの栄光を地にも顕(あらわ)し給え! そして人類を救いに導き、神の御国(みくに)を実現してください」