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神の子を生み育てるために 4
父母になる準備

 アプリで読む光言社書籍シリーズ、「神の子を生み育てるために」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。
 神の子を迎える準備から、胎教の方法、出産後の信仰教育や親子関係まで、子育てに関連する内容が分かりやすく解説されています。
 これから妊娠・出産を控えているかたにも、そしてまさしく子育て真っ最中なかたにも、ぜひ読んでいただきたい連載です!

須永孝子・著

(光言社・刊『神の子を生み育てるために』より)

父母になる準備

神の願う子女を求める祈り
 祝福家庭は神の子女を生み、清い天の血統を残していく使命があります。そう考えると、まず生命の出発するところから考えていかなければなりません。そこで胎教の前に、夫婦のあり方、父母になる準備について、文鮮明先生のみ言葉から学んでみたいと思います。

 文先生が「信仰の子供がなければ、自分の子供を孕(はら)んではいけないというのですね」と語られているように、できれば子供を生む前に、信仰の子女を多く復帰することが天の願いです。そして子供を生んだ後も、氏族をはじめ、多くの人を伝道し、愛の器を大きくしていくことが大切です。それが子女を霊的に守る基台となり、家庭を守る環境をつくっていくことになります。

 また、文先生は「祝福されて子供を生むと、その子供は原罪と関係のない神の血統圏に生きることができる。しかし両親が完全に原罪から解放されたという確信なくして、どうして自分の子供を罪なき子女として生み出せるか」と言われています。

 父母が祝福を受けたときに、完全に原罪から解放されたという喜びと確信がどれほどあるか、救われた心情があるかを問われ、さらに心情転換されて夫婦生活を送り、罪なき子女を生むという自覚が父母になければならないと言われているのです。

 「夫と妻との間に完全な愛があってのみ、完全な子女を生むことができる」、「子供が立派な人間になるように導くための第一歩は、夫婦が互いに愛して一つになることである」と言われるように、いかに夫婦がお互いに足りないところを補い合い、支え合い、助け合って、仲良くしていけるかが問題です。

 また、「純粋な本心をもって、神が記憶されるような、称えるような本性をもって、純粋な心情が一つになって、神のみ旨にかなう、そういう父母になり、そういう家庭をつくるという思いをもっていきながら、ふたりが共に進んでいくとき、立派な子が生まれるよ」と、公的心情で歩む父母になるよう語られています。

 さらに、「夫婦が会うときは、一番天運を引っ張ってくる時間ですから、そのときは神様が臨在する時間です。霊肉が合う時間ですからね。神様が現れる時間です。だから神様の子供になるのです」と言われています。式を挙げたときの基準以上の基準で夫婦が出会うように、そしてその時間を大切にするのです。

 女性はいつ妊娠できるかをよく調べて、夫とともに祈ってその時を過ごさなければなりません。夫婦の祈りは、自分たちなりの基準ではなく、神様や真の父母様が願う基準に立ってなされなければなりません。天が願う子女が生まれてほしいという祈りが大切です。

 文先生は本然の夫婦の姿を語ってくださっています。少しでもその姿に近づけるように努力をしていきたいものです。

 日々の生活の中で「神様に感謝しているか?」、「公的歩みをしているか?」、「愛のあふれる生活をしているか?」、「人に尽くしているか?」、「祈っているか?」と、自分自身をチェックしてみることが大切です。

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 次回は、「受胎前の夫婦のあり方についてのみ言葉」をお届けします。