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家族の絆づくり 185
第3の習慣「最重要事項を優先する」~何を優先するか?

ナビゲーター:阿部 美樹

時間の使い方の4段階
 『7つの習慣―成功には原則があった!』(キングベアー出版)の第3の習慣は、「最重要事項を優先する」ことです。

 誰にでも等しく与えられている時間ですが、その時間をどのように使うかによって人生の充実度が左右されます。

 時間の使い方は、基本となる4段階があります。

 第1段階は、「チェックリストを作る」ことです。やりたいこと、やるべきこと、できたらやれたらいいことなど、全てをリストアップします。

 第2段階は、「カレンダーに予定を入れる」ことです。いつまでに何をするかという計画です。しかしスケジュールを立てて計画的にやろうとしている人は、スケジュールがパンパンになって時間に追われる傾向があります。

 第3段階は、「カレンダーに優先順位を付ける」ことです。優先順位の高いことから取り掛かるのです。

 最後の第4段階は、「優先順位をもう一度考える」ことです。

「緊急と重要」どちらを優先する?
 このように、時間管理のためには「優先順位」が重要です。優先順位を明確にするための指標が「緊急度」と「重要度」です。

 優先すべき第1は「緊急かつ重要なこと」です。第2は「緊急ではないが重要なこと」です。第3は、「緊急であるが重要ではないこと」です。第4は「緊急でも重要でもないこと」です。

 誰もが「緊急かつ重要なこと」を第1にすることは当然です。しかし第2は「緊急であるが重要ではないこと」にする人が意外に多いのです。まさに、「緊急度」を中心に生きることです。

 最も大切なことは「緊急度ではなく重要度を優先する」という生き方です。ですから、スケジュールに「重要なこと」を優先的に割り振るのです。

 「緊急なこと」であったとしても、よく考えれば自分がやらなくてもよいものもあります。「自分がやらなければ」という思い込みから抜け出て、誰かに委任することができないか考えてみましょう。

 このように、「重要な事柄を優先しながら計画を立て実行する習慣」を心掛けましょう。