2021.06.18 22:00
【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!
第44回 現実の問題が大きくて夢や希望を持てません
ナビゲーター:阿部美樹
皆さん、こんにちは!
今回の質問は、「現実の問題が大きくて夢や希望を持てません。どうしたらよいでしょうか?」という質問です。
人生における課題や問題に直面したとき、どんな発想をするでしょうか。
一般的には、「何が問題だったのか?」「どうしてこんなことが起こったのか?」と考えて、問題分析と原因解明をしようとします。
すると、問題の本質が分かり、原因が分かれば軌道修正して、解決をすることができるようになるでしょう。
それによって「〜しないようにしよう」「〜しなければならない」という解決の方向性が見えてきたりします。
しかし、それを実行するモチベーションは、あまり高くないことが多いものです。
課題や問題の処理は、決して楽しいことばかりではないからです。
そこで、課題や問題をただ分析するだけでなく、私自身が「どうなりたいのか?」「どうしたいのか?」と考えて、「理想の姿」「目指したいゴール」を思い描いてみるのはどうでしょうか。
願いがかなうことを考えると、ワクワクしたりうれしくなったりするように、自然とモチベーションも高まります。
「やらなければならないこと」には力が出なくても、「やりたいこと」に対しては前向きな意欲が出てきます。
また、理想の姿を思い描くときに、「やれるのか?」「なれるのか?」という現実に基づいた可能性について考えたりしやすいものですが、実現の可能性が高いのか、低いのかはある意味、大切なことではありません。
「なりたい姿」「成したいこと」がイメージできるのであれば、きっとできるようになっています。
「したいこと」「なりたいこと」には、経験や能力にかかわらず、計り知れない力が湧いてくるからです。
人間は、楽しくなるような良い結果をイメージすると、計り知れない潜在能力が発揮されるように神から創造されているようです。
さらに、「したいこと」「なりたいこと」の主語は、常に「私」であることが大切です。
「他人が(に)やってほしいこと」「他人が(に)なってほしい姿」を考えれば考えるほど、相手に対する要求心が湧いてくるものです。
私がコントロールできるのは、私の思考と行動のみです。
例えば、子供のことで悩んでいる時でも、子供のために「私がしたいこと」「私がなりたい姿」を思い描くことです。
このような姿勢を持つことこそ、主人意識を持った人の生き方です。
まとめてみましょう。
問題分析・原因解明に向かっていきやすい意識を、理想の姿・実現したいゴールに焦点を合わせて、意識を向けていきましょう。
問題や課題を「分析して無くそう」とする姿勢よりも、「ありのままを受け入れよう」という姿勢を持つときこそ、心が楽になり、より前向きになります。
そして、理想の姿を描いて実践することです。
それは、楽しいと思うことをやるということでもあります。
頑張らなければ幸せになれないという考えは、「ねばならない」という負担感があり、ストレスになる場合が多いものです。
それよりも、楽しいことを見つけて、そこにフォーカスすることが大切です。
自分の中での楽しいことを発見し、楽しみながら生きることこそ、夢と希望を抱く生き方になります。
皆さんからの質問をお待ちしています。
「人生相談Q&A」で、ほぼ5分でお答えいたします。
また、お会いしましょう!