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統一原理127のポイント 115
イエス以降、なぜ復帰摂理歴史は典型路程に従って発展してきたのか

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第四章 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代

114 イエス以降、なぜ復帰摂理歴史は西欧においてのみ典型路程に従って発展してきたのか説明してください。(『原理講論』、492〜493ページ)

 もしユダヤ民族がイエスをメシヤとして信じ、彼と一つになっていたならば、ローマ帝国を中心として地中海を基盤として成立していた古代の統一世界は、イエスによって感化され、彼を王として信奉し、エルサレムを中心とする王国を建設し得たはずでした。

 しかし、ユダヤ民族は、不信仰に陥って滅亡してしまい、ローマ帝国も衰え、ゲルマン民族によって滅ぼされました。

 このようにして神の復帰摂理は、ユダヤから西ローマの版図であった西欧に移されていきました。したがって、イエス以降のキリスト教による霊的復帰摂理は、西欧を土台として成就され、神の復帰摂理の典型路程として発展してきたのです。したがって、西欧を中心とするキリスト教史は、復帰摂理延長時代を形成する中心的史料となります。

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 次回(6月6日)は、「宗教史、経済史、政治史がなぜ分立して発展してきたのか説明してください」をお届けします。