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統一原理127のポイント 114
歴史発展と堕落人間の性質との関係を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、「統一原理127のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第四章 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代
113 歴史発展と堕落人間の性質との関係を説明してください。(『原理講論』、486〜487ページ)

 地上天国は、完成した人間一人の姿と同じ世界です。したがって、堕落した世界は、堕落した人間一人の姿に似ているということができます。ゆえに、堕落した人間一人の生活を調べてみれば、人類罪悪歴史の全体的動向を知ることができます。堕落した人間には、善を指向する本心と、悪を指向する邪心とがあって、この二つの心が常に闘い、それ自身の内部で闘争を行っています。

 この各個体が、横的に連結して生活を営んでいるのが社会であるため、時間とともに縦的に変転してきた人類の歴史は、必然的に闘争と戦争をもって連係されるものとならざるを得ません。

 しかし人間は、悪を退け、善に従おうとして不断に努力しています。堕落した人間にも、このように善を指向する本心の作用があるので、人間は、神の復帰摂理に対応して、善の目的を成就していくようになります。したがって、このような人間によってつくられてきた歴史は、善悪が交錯する渦の中にありながら、大局的には、悪を退け、善を指向してきたのです。

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 次回(5月30日)は、「イエス以降、なぜ復帰摂理歴史は西欧においてのみ典型路程に従って発展してきたのか説明してください」をお届けします。