2021.05.21 12:00
日本統一運動史 34
日本に真の御父母様を迎える準備時代⑱
大野幸子さん、入教
『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』を再配信します。
創立40周年の際に発刊されたこの書籍は、日本における文鮮明・韓鶴子総裁ご夫妻の貴重な歴史的足跡と、多岐にわたる統一運動の歴史をまとめた一冊です。
今、改めて読んでおきたい、日本の統一運動の歴史を振り返る連載です。
歴史編纂委員会・編著
第三章 日本に真の御父母様を迎える準備時代
三、草創期を築いた人々の歩み
(3)最初の主要都市開拓伝道以後の歩みと入教者の証し(1961.6〜)
3. 大野幸子さん、入教(1961.9)
◇大野幸子さんの手記
「あなたの生きる目的は?と問われた時、『はい、こうです』とはっきり答えられる人が幾人いるでしょうか。かつてはわたしもその中の一人でありました。食べて寝て数十年の生活を終わり死んでいく。いったい何のためにこの苦しい悲しい生活を生き抜かねばならないのか、全くすべてが疑問でありました。この混沌とした矛盾の中にある私に、原理の御言は一切の疑問を解決してくれたのです。そうだったのかと唯うなずき、天の父の愛と心情を喜びの中に申し訳なさの中に知ったのであります。アダム・エバの堕落により人間自らが造りあげてしまったこの罪悪世界。しかし愛なる天の父はこれらの失われた人類に涙と汗の救いの摂理をとり給うた。これらのすべてを知る時、『御父様、許して下さい』と心から叫ばずにいられましょうか。もはや人間として神の子としてこれ以上、父を悲しませ苦しませる事はできません。成約聖徒の一人として天宙復帰の使命を全うし、父の悲しみを喜びに変えなければならないと強く心に誓うのです。」(『成約新聞』第16号、1962.7.1付より)
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次回(5月28日)は、「日本に真の御父母様を迎える準備時代⑲」をお届けします。