自叙伝書写のすゝめ 11
自叙伝書写の言葉⑨
怨讐のために…

自叙伝書写のすゝめ 11

　「自叙伝書写について詳しく知りたい」というご要望にお応えし、自叙伝書写の意義や手順、書写の言葉を順番にご紹介してまいります。ぜひご活用ください。
　書写の言葉は自叙伝のページ順にご紹介します。今回ご紹介する言葉とご所属の家庭連合が現在使用している言葉が同じとは限りません。あらかじめご了承ください。

自叙伝書写の言葉⑨
怨讐のために祈る自分のない生活を実践する

【み言】
　怨讐（おんしゅう）と言える相手を許し、逃がすというのは、簡単にできることではありません。既に心からすべてを許し、怨讐の顔を見ながら、そこに神様の顔を見いだそうという努力をしていない限り、実行できないことです。怨讐を怨讐として考えず、むしろその人のために祈り、許すこと。これは、「自分がない生活」をしていてこそ、可能なことなのです。

　悪とは、自分が利益を得ることを目的にして与えることであり、善とは、与えて忘れてしまうことです。真の愛は、与えて、それを忘れてしまうとき、花咲きます。愛は与えれば与えるほど、減るのではなく、永遠に枯れることなく湧き続ける泉の水のように、さらに豊かになっていきます。愛の道では、本当に良いものを与えたとしても、不足さを感じるものです。良いものを与えても、それを誇りに思うのではなく、もっと良いものをあげることができなかったといって申し訳なさを感じるのが、真の愛です。

（韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』300ページ）

■書写の手順はコチラからご確認ください。

※用紙は、半紙または書写用紙を使用しましょう。

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　次回は、「自叙伝書写の言葉⑩」をお届けします。