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【テキスト版】
ほぼ5分でわかる人生相談Q&A
幸せな人生の極意!

第38回 いつも不機嫌になる自分が嫌になります

ナビゲーター:阿部美樹

(動画版『ほぼ5分でわかる人生相談Q&A』より)

 皆さん、こんにちは!

 今回の質問は、「いつも不機嫌になる自分が嫌になります。どうしたらよいでしょうか?」という質問です。

 誰もが毎日を楽しい気持ちで過ごし、生活していきたいと願っています。しかし、楽しく、うれしく暮らそうと意識しているにもかかわらず、現実はさまざまな出来事によって心の浮き沈みがあるものです。

 あいさつ言葉に「ご機嫌いかがですか?」という表現があります。
 機嫌は人それぞれであり、その時々で違います。機嫌を大別すれば、3種類で表現することができます。それは「不機嫌」と「中機嫌」と「上機嫌」です。

 不機嫌な人とは、イライラして攻撃的な行動を取ったり、不満の思いや不快な思いで落ち込んだりするなど、不安な心を抱いている状態の人です。
 このような人は、不機嫌な「気」を出し続けているので、よく「類は友を呼ぶ」といわれているように、さらに不機嫌になるような出来事を引き寄せてしまいます。

 機嫌が悪いとイライラして自分の感情をコントロールできず、冷静な判断ができなくなって、心の余裕もありません。そして、不機嫌になる原因を「誰かのせい」「何かのせい」にするなど、周りの人や環境に影響されやすくなります。

 このような場合には、周りの影響で不機嫌になったと思い込んでいます。

 一方、上機嫌な人は、常に笑顔で明るい表情で生活しています。感謝の心、喜びの心、前向きな心の人です。このような人は、なぜか次々に良い事を引き寄せて、周りの人も自分もさらに楽しくなります。

 自分で感情をコントロールできるので心にゆとりが生まれます。ゆとりがあると相手を思いやる気持ちも出てくるので人間関係も良くなります。

 このような機嫌は、「何か良いことがあれば上機嫌」「嫌なことがあったら不機嫌」というものではなく、常に「機嫌は自分で決められるもの」なのです。

 ですから、過度に「不機嫌にならないようにしよう」と意識して生活するのではなく、「常に上機嫌で生きること」「楽しく生きること」のみを意識して生活してみるようにしたらどうでしょうか。

 次第に感謝や喜びの出来事を引き寄せていくに違いありません。

 また、上機嫌になるためには楽しい体験を多くすることが有効です。

 「楽しい」という漢字は「楽」ですが、「楽しいこと」と「楽をすること」とは違います。
 「楽をする」というとき、例えば「何もしないこと」を指す場合があります。何もしないことは、確かに楽ではありますが、それ自体が決して楽しいというわけではありません。

 楽しく生きるためには、本心から納得したことを行動に移すことが必要です。
 「自分が楽しい」と思うことを行動すること、周りの人が楽しいと思えそうなことを行動すること、難しいことでも楽しい心で挑戦してみることなどで幸せが実現していきます。

 ゲームや遊びの愉快さやプレゼントをもらううれしさも楽しいことですが、もっと大きな喜びは人に与える喜びです。

 真の豊かさは、金銭的な豊かさや物質的な豊かさだけではありません。人に与えることができる心の豊かさこそ真の豊かさなのです。

 特に、「周りの人を喜ばせること」「神様を喜ばせること」を常に意識して生活し、行動する人は、きっと運もよくなるでしょうし、楽しい人生になることでしょう。

 皆さんからの質問をお待ちしています。
 「人生相談QA」で、ほぼ5分でお答えいたします。また、お会いしましょう!

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