2021.04.07 12:00
スマホで立ち読み Vol.12
自己牧会プログラム 7
スマホで立ち読み第12弾は『自己牧会プログラム』です。
本書は真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を紹介しています。
ここでは、書籍の内容を一部抜粋してお届けしてまいります。
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第2章 自己中心的な囚われからの解放
ワーク紹介
WORK②「心の目で見る」ワーク
■WORK②の解説
●心の目(=神の目)で相手の良心(=本心)を見る
それでは、応用ということで、嫌な気持ちになったとき、どのようにしてこれを克服し、心を整理していくのかということに入ります。
まず、あなたが苦手な人、葛藤する人、恐れている人を選んでください。その人をイメージしながら「心の目で見る」ワークを行いましょう。
その人に対して嫌な気持ちがもう湧いていますね。そこであなたは、「真の愛を中心として正しく見せてください」と心の中で自分の良心にアクセスします。そうして、心の目で相手の良心を見つめます。心の目というのは、自分の良心の目ということですね。
すると、良心は互いに一つになって幸福になりたいと思っていることに気づくはずです。誰とでも一つになって幸福になりたい、幸せになりたいというのが、誰もが持つ共通の感情です。ですから、相手もそう思っているのです。自分と一つになって、幸せになりたいと願っているのです。
でも、そう思っていても、良心と異なった言動をとるのはなぜだろうかと、その人の観点で考えてみるのです。その人の中に自己中心的な囚われがあって、こうでなくてはならない、こうあるべきなのにという固定観念(=我執)があって、それができないでイライラしているのかもしれない、苦しんでいるのかもしれない、何か思いどおりでないことが何度か続いて、いっぱいいっぱいになって機嫌が悪いのかもしれない、そのように考えてみるのです。
あなたも、人を憎みたくないはずです。人を嫌いたくないはずです。ですから、その人もあなたのことを憎んだり、嫌ったりしたくないはずです。あなたのことを無能な人間だとも思いたくありません。固定観念やこうでなければならないという強い観念(囚われの思い)があり、それができなくてイライラしているだけなのです。
ですから、心の目、親の目で見つめてみるのです。そうすれば、自分も苦しいとき、思いどおりでないこと、不安なこと、できないことがあって、自分を責めたりしているときに、配慮のない言葉を言ったり、態度をとったりしてしまうことがあるなと気づくはずです。私にもそんな未熟さ、器のなさがあって、その人も私も同じ足りない存在なのだというふうに考えてみるのです。
そうすると、相手の事情・心情が少しずつ理解できるようになってきます。そして、その人を助けてあげたいという気持ち、慈悲の心情が自分の中から湧いてくるでしょう。
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第2章では、この他に以下の内容が掲載されています。気になるかたは、ぜひ本書でお確かめください。
・二つのWORK②の解説、ワーク実践の証し、ワークシート
・WORK③「良心に気づく祈り」のワーク
・WORK④「良心を選択する祈り」のワーク
・WORK⑤「固定観念に気づく」ワーク
・WORK⑥「堕落性─自己中心的な囚われ─ を脱ぐ」ワーク
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次回は、「第3章 正午定着を目指して」をお届けします。