2021.03.27 22:00
私の心の中にいる神様 62
生きていて良かった、祝福を守ってきて良かった
良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚(とら)われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。
生きていて良かった、祝福を守ってきて良かった
自己牧会プログラムに取り組み始めて1年になります。
祝福を受けて、2人の男の子(現在、大学生と中学生)を授かりましたが、日々悩みの中にありました。
夫は職場の人間関係が悪く、思いどおりにならないストレスを家族にぶつけてきました。
特に長男に対しては、「お前の態度は、私とそりが合わない職場の人に似ている」などと理不尽なことを言って、長男を傷つけるのです。
そのため、長男と夫の関係は悪くなり、長男は夫を無視するようになりました。夫はまたその態度が気に入らず、ますますイライラするのです。
そして時に、教会を批判するような暴言も口にするようになりました。
当然、夫婦仲もギクシャクします。そんな私たちを見る子供たちが、教会や神様に対して批判的になるのは無理からぬことだと思います。
神様から頂いた子女なので幸せにしてあげたい、祝福を受けてもらいたいという一心で、私は子供たちに接していましたが、子供たちからは反発を受けるだけでした。
私は家庭の中で孤立し、毎日が地獄のようでした。仕事から家に帰る時は、戦場に行くような気持ちで、「きょうは何事もありませんように」と決意しなければなりませんでした。
そういう中で出合った自己牧会プログラムは、私に一筋の希望の光を与えてくれました。
「固定観念に気付く」ワークや、「自己中心的な囚われを脱ぐ」ワークに取り組む中で、「苦しみは自分で作り出しているもの」であり、「全てを下ろせば、今ここが天国」であることを少しずつ実感できるようになったのです。
それまで、夫に対しては「変わってほしい」、子供たちに対しては「私のしていることを理解してほしい」という要求の思いが強かったのですが、それを全て下ろすように努めました。
そして毎日、「思いどおりでなくても大丈夫」を口癖のように唱えながら、夫と子供たちの幸せを祈って光を送り続けました。
すると不思議なことに、昔の優しい夫の姿が思い起こされてきたのです。
夫はもともと愛情深く、よく尽くしてくれる人でした。また、正直で曲がったことが嫌いという一面も持っていました。
こういう夫の本性に気付いた時、「正義感が強く不器用だから、思いどおりにならないとストレスになるんだ」と、夫の苦しみがわがことのように感じられたのです。
こう思えたことで、夫に対する恐れや不安、裁きの思いは少しずつ消えていき、心が楽になりました。
私の心の中に平安が戻ったからでしょうか、子供たちにも変化が見られるようになりました。時々ですが、家の手伝いをしてくれたり、優しい言葉を掛けたりしてくれるようになったのです。以前のことを思うと、夢のようです。
最近は、生きていて良かった、祝福を守ってきて良かったと思える日々が増えてきました。
道半ばですが、諦めることなく頑張っていきたいと思います。
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次回(4月3日)は、「お便り&コメント」シリーズ②「『光を放つ』ってどういうことですか?」をお届けします。