家族の絆づくり 158
成功者の意外な性格「反省しない」

家族の絆づくり 158
成功者の意外な性格「反省しない」

ナビゲーター：阿部 美樹

全てが成功までの通過点
　何か願い事を実現し、「成功者」と呼ばれる人たちには共通点があります。その一つに「反省しない性格」という意外な点があります。

　反省とは、「自分が行ってきた言動を振り返り、良くなかった点を認めて、改めようと考えること」です。
　一般的には「常に反省を怠らないこと」や「素直に過ちを反省すること」が美徳とされています。さらに、反省しない人を「傲慢（ごうまん）な人」と捉えやすいものです。

　しかし成功者は自分が行ったことに対して思いどおりの「良い結果」が出た時だけでなく、思いどおりにいかない「悪い結果」が出たとしても反省しません。
　それは、思いどおりにいかなくても「悪い結果」と捉えないからです。思いどおりにいかなかったとしても、一つの「学び」としての体験として受け入れます。

　また、「結果」ではなく、「成功までの通過点」でしかありません。まさに、成功するまで「諦めない」ということです。

楽観力を持ってワクワク生きる
　成功者とは、過去に輝かしい経験や優秀な能力、高い学歴があるからなれたのではなく、「できそうだ！」「やれそうだ！」「やりたい！」という情的衝動を持っていたからなれたと言えます。

　「やれそうだ！」と考える根拠が特になくても、肯定的な「楽観力」を持っています。
　大きな夢を語る場合、その夢を実現させるための根拠がない人は、「ほら吹き」と言われるかもしれませんが、根拠の有無が問題ではありません。

　凡人は、過去の経験や一般的な常識から考えて判断をするので現実から飛躍することができません。
　一方、成功者は根拠がなくても、「できそうだ！」という「肯定的な錯覚」を持ってワクワク生きているので、環境に主管されません。

　どんな状況でも自分を信じる「自信」、唯一無二の個性に対する「誇り」を持って挑戦し続ける人になりたいものです。