指導者としてもつべき5つの精神
全国教区長・婦人代表の会議で私は、指導者としてもつべき5つの精神について紹介しました。
第1は、何と言っても「真の父母様の心情、事情、願いと一致する」ことです。
この内容は、もともと1964年に真のお父様が語られたみ言で、それを文姸娥様(文孝進様令夫人)が引用されています。姸娥様は「皆さんは真の父母様と一体化すると言いますが、何をもって一体化しますか。真の父母様の心情と事情、願いにおいて一体化しないといけません」とたびたび語られています。
分派の問題は、ひとえに真の父母様の心情と事情、願いが分からないことに尽きます。UCI(いわゆる「郭グループ」)やサンクチュアリ教会といった分派に引っ張られる人たちの最大の課題は、真のお母様の心情や事情、願いというものがよく分かっていないということです。
第2は「絶対精誠」です。
キャシー・リグニー特命総使の命懸けの「絶対精誠」の証を聞きながら、お母様は涙ながらに喜ばれました。キャシーの命懸けの渉外活動を、お母様は大変評価され、改めてお母様は絶対精誠がどれほど大切なのかを強調されたのです。「絶対精誠によって奇跡が生まれる」とおっしゃっています。
第3は、「真のお母様と1分1秒もたがわず、一緒に動かなければならない」ことです。
2017年9月、訪韓した際に、当時の地区長たちにお母様が腕時計を下さったときに、おっしゃったことがあります。「私と1分1秒もたがわずに一緒に動かなければなりません。この時計を見るたびに私を思い出しながら、時計の針のように24時間、天のみ旨のために一生懸命頑張ってくれることを願います」
第4は、「チャレンジ精神」です。
真の父母様に侍る中でつくづく思うことは、天と地のギャップを埋める道は、やはり、信仰による「飛躍」と「跳躍」しかないということです。これは統一運動のリーダーの宿命と言えます。
…「できる、できない」ということより、まず真の父母様の心情と事情、願いに相対し、実践してみることです。挑戦し、冒険してみることです。このようなチャレンジ精神、冒険精神が必要だということを改めて痛感しています。
第5は「ウリヌンハナダの精神」です。
2013年10月、真のお母様が全国5か所の巡回講演をされたときのことです。最後の講演を終え、帰国のために関西空港に出発される、神戸のホテルでの朝食後のことでした。私たちが「お母様、本にサインをお願いします」と申し上げると、お母様が書いてくださったのが「ウリヌンハナダ」の言葉でした。そのような一致団結の精神で頑張っていただきたいと思います。