飛躍への願いを込めた成和手帳
子供たちの信仰教育について、成和学生部では、ここ3年くらい「成和手帳」の活用に力を入れています。この手帳を用いることで、子女の成長においてさまざまな面で効果が期待されています。学業や部活動と、成和学生部の活動を両立するヒントが得られると思います。
成和手帳の活用法には、3つの大きなポイントがあります。
①心情日誌…1日5行分のメモ欄があり、7日分を1頁に収めています。その日の出来事を振り返り、思ったままを記入する頁です。書いている間の数分間が、自分の良心と向き合う時間になります。
その日の出来事を書いていくうちに、次第に自己の内面を見詰めることができるようになります。続けていくと、過去の自分の思いを冷静に振り返ることができ、信仰の成長が「見える化」されることで自信につながります。
②生活プログラム…毎月、「愛天、愛人、愛国」の3つの分野で立てる目標を記入する頁です。
1か月の日付と記入欄があり、それぞれの目標が達成できたかどうか、毎日自分でチェックして記入します。
目標の立て方については、成和学生礼拝の中で指導があると思いますが、成和手帳にも簡単な解説があり、参考になります。1か月の歩みを反省し、改善点を見つけ、次につなげていくという習慣ができれば、内外の自己主管に有効です。
③その他…今年の抱負、月間スケジュール、礼拝の出欠、学校の成績などを記録する頁があり、実践すれば自己管理能力を養えるようになるなどの効果があります。
『祝福家庭』84号(2017年春季号) 121~123ページより