二〇一五年八月二十六日、日本における当法人の名称が「世界基督教統一神霊協会」から「世界平和統一家庭連合」へと変更になりました。一九九七年四月に真の父母様の願いを受けて以来、長年にわたって実現できずにいたこの名称変更が、真のお父様の聖和三周年を機に成就したのです。正に天の父母様と真の父母様の限りない勝利圏と天運を感じるとともに、その天の計らいに心から感謝する次第です。祝福を通して生まれ変わった祝福家庭は、今後、理想家庭を築くとともに、ますます連帯を深め、祝福の恩恵を大きく拡大していくことが願われています。

　真の父母様は、今の時代を「空前絶後の歴史的で革命的な大転換期」（二〇一二・九・一七）と表現されました。真の父母様の完全な勝利圏が立ったこの時代は正に、「サタン主権の罪悪世界が、神主権の創造理想世界に転換される時代」（『原理講論一四七頁）と言えるでしょう。このような時代の転換期には、既存の価値観が大きく揺らぐため、多くの混乱も起こります。実際、現在の内外の情勢を見れば、様々な問題が噴出していることが分かります。この混乱期を、私たちはどのようにして乗り越えていけばいいのでしょうか。

　その答えは、『原理講論』に記されているとおり、「このような歴史的な転換期において、神が願うところの新しい歴史の賛同者となるためには、神が立てられた新しい歴史の中心がどこにあるかということを、探しださなければならない」（一七三頁）ということです。そして、この歴史の中心こそ正に、ただ一組しかいらっしゃらない真の父母様、すなわち文鮮明・韓鶴子御夫妻であることを、私たちは明確に知らなければなりません。

　真の父母様のみ言には、次のようにあります。

　真の父母とは、どのような存在でしょうか。真の父母は、全体の希望の象徴です。堕落した人類の前に、絶対的な希望の象徴です。それは歴史的な結実体であり、この時代の中心であり、人類が生きている今日の、この世界の国家圏の中心です。そして、真の父母は、今後の理想世界につながる未来線上における出発点なのです。（三五─二三六、一九七〇・一〇・一九）

「真」という言葉は、代表的であるという意味です。ですから、真の父母というのは、二組はあり得ません。一組しかいないのです。過去には存在せず、現在に一組だけ存在し、後代にも存在しません。歴史上に一組しかいない父母の名をもつ真の父母が現れたという事実は、歴史上、これ以上に喜べることはない出来事です。（二六六─二五一、一九九五・一・一）