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『祝福家庭』95号(2019年 冬季号)
小山田秀生先生の自叙伝
「真の父母様の御跡を慕って」

海洋摂理 真の父母様から学んだ釣り
〜無心になって投入するアラスカ精神〜

 真の父母様はアラスカに、150人の韓国の大学教授たちを呼ばれたことがあります。そのとき、お父様はアラスカの話をされました。
 「世界の4大漁場の中の8割がアメリカにある」

 ベーリング海には世界最大の漁場があります。そこには30メートルにもなる昆布が無数に生えている海の林があります。天然の魚の養殖場になっているのです。

 お父様は、そこを「(南から)追われて寒い所に避難してきている魚たちにとって氷と霧に覆われたラストフロンティアだ」と表現されます。

 1989年に真の父母様は、アラスカで「八定式」と「天父主義」を宣布されました。

 真の父母様にとって重要なテーマは、全人類の救済であり、その一つに食糧問題の解決です。真の父母様が、のちに南米に行かれたのも、そのためです。

 「私が海洋産業を始めたのは、キリスト教が再臨主を受け入れない場合に備えて、最後に神様がとっておかれたのが海であるからだ」

 このように考えておられるのです。ですから海がとても重要です。
 真の父母様が、人類の救いのために海洋産業に取り組まれる背景には、キリスト教がお父様を受け入れなかったことも関係しています。

 真のお父様は「アラスカ精神」を強調されています。
 「魚を釣るには、無心になって繰り返し、精誠を尽くすことである」と。

 お父様は朝5時から夜12時まで投入されました。
 このような人生を生きれば失敗しません。朝から夜まで精誠を捧げるような歩みが大切だということです。

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