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松本雄司氏の
夫婦愛を育てる16のポイント 11
5 信仰と夫婦愛①

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第15弾として、「夫婦愛を育てる16のポイント」を毎週日曜日配信(予定)でお届けします。
 『愛の知恵袋』でおなじみの松本雄司氏が『祝福家庭』誌に連載していた「夫婦愛を育てるために」の書籍版です。男と女の違いから夫婦の愛・夫婦生活に至るまで、ポイントを分かりやすく解説し、まとめています。

松本 雄司・著

(光言社・刊『夫婦愛を育てる16のポイント』より)

一つ屋根の下の“同志”
 ある男性と話したときのことです。

 「時々、ふっと思うことがあるんですよ。自分たちは、いつ本当の夫婦になれるんだろうか……ってね」

 「どうしてそう思うんですか?」

 「昼は仕事に追われ、夜、家に帰り御飯を食べて、テレビを少し見て寝る。妻は、朝夕は家事と子供の世話、昼は活動に奔走し、夜は疲れて寝る。もちろん、訓読会や敬礼式はやっていますよ。しかし、夜の夫婦生活もほとんどないし、お互いが自分なりに生きているような感じで、『これで、本当の夫婦なのかなあ』って思うことがあるんですよ」

 私たちは“永遠の愛の夫婦”になるために祝福を受けましたが、長い間の習慣で、“み旨の同志”という感覚が染みついています。

 夫は家族のために働き、妻は炊事・洗濯をやっている。同じ屋根の下で暮らし、子供もいる。だから、多少ギクシャクはしていても、「夫婦」であることに間違いはない……。

 しかし、本当に二人で「夫婦の情愛」をはぐくんでいく努力をしなければ、“一つ屋根の下の同志”という程度の夫婦で、一生終わるかもしれません。

夫は信仰がない?
 ある婦人が、「私の夫は原理を知っているのに、信仰がなくて尊敬できない」と不満げに言います。「夫は敬礼や祈祷や訓読の条件をきちんと守らない。仕事だといって、礼拝や集会に出ない。この世の本やテレビをおもしろがって見ている……。全く不真面目で信仰がない!」と言うのです。

 しかし、そのご主人とつきあってみると、確かに、一見(いっけん)ぞんざいには見えますが、きちんと神様を信じ、真の父母様を慕っている。摂理にも関心はもっているし、氏族復帰にも意識があってコツコツとやっている。もちろん、酒もタバコものみません。どう見ても、れっきとした「信仰者」でした。

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 次回は、「信仰と夫婦愛②」をお届けします。