2018.03.27 12:00
シリーズ・「宗教」を読み解く 8
世界的な超宗教運動の展開(2)
ナビゲーター:石丸 志信
第2回世界宗教議会が開催されたのは、第1回の開催から5年後の1990年8月16日。「青年と社会への宗教的遺産の伝達」の主題の下、米国サンフランシスコの会場に70カ国約500人の宗教指導者が集った。そこには、文鮮明総裁夫妻の超宗教運動の理念と実践に共鳴したシリアのグランドムフティ、アーマド・クフタロ師の姿もあった。
文鮮明総裁は、参加者に宗教の真の目的と、それが培ってきた後代に伝承すべき伝統とは何かを真摯に問いかけた。文総裁は、「真の愛の伝承と伝統」と題する基調講演の中で、「真の愛の起源である神様は、父の立場から人間に絶対不変の真の愛を相続しようとされた。真の愛の中では完全調和と統一が達成されるので、神様の真の愛は、その対象である人間に完全に相続される。・・・宗教は、神様の真の愛と真の父母思想を中心とした本然の理想的な家庭、さらには理想的な世界を復帰する目的を持っている」と語った。
さらに、この目的を遂行すべく宗教者が実践し、次世代を担う青年たちの模範ともなるよう呼びかけた。