私の心の中にいる神様 51
与えられた言葉は「謙遜」

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

与えられた言葉は「謙遜」

 韓日祝福を受け、日本に来て23年になります。
 私は長く牧会者をしていたので、息子にも牧会者になってほしいという夢がありました。
 最近その息子が、「鮮文大で神学を学んで、牧会者の道を行きたい」と打ち明けてくれました。とてもうれしかったです。

 ところが詳しく聞いてみると、息子の予定としては、STF1年、語学院1年、軍隊2年、そして鮮文大4年で、卒業までに合計8年かかるというのです。

 「これは長過ぎる」という気持ちが湧いてきて、「もっと短くする方法はないか」ということで、息子と話し合いました。
 けれども息子は、「自分の考えは決まっています」の一点張りです。

 大きな声で「駄目だ」と言いそうになりましたが、「自己牧会プログラム」のことを思い出して、踏みとどまりました。
 そしてその教えのとおり、「自分が正しいという思いに囚(とら)われてはいけない。相手の意見をありのままに受け止めてみよう」と思い直したのです。
 その上で天のみ意を尋ねてみたら、良心から「謙遜」という言葉が与えられました。

 実は私は、鮮文大在学中に伝道されました。大学で出会った先輩の二世、同輩の二世たちは今、公職に就いて立派になっています。私はその先輩や同輩の謙遜で美しい心に感動して統一原理を学び始め、み旨を歩むようになったのです。
 そのことを思い出し、謙遜になって息子の意見を聞いてみようと思いました。

 こうして、もう一度息子と話し合ってみると、思いがけず息子が学生時代に感じたたくさんの苦しみについて聞くことができました。このように息子と向き合うことがなければ、知ることができなかったと思います。
 わが子を神の子女として信じて、最後まで見守っていきたい気持ちはありながらも、自分のこと、自分の気持ちでいっぱいいっぱいだったことを反省しました。

 これからも自己牧会プログラムを通して、良心との対話に基づいた生活ができるように頑張っていきたいと思います。

(日本在住・韓国人男性 50代)

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 次回(1月16日)は「言葉はなくてもつながっている」をお届けします


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