コラム・週刊Blessed Life 8
永続する独裁国家はない

新海 一朗(コラムニスト)

 トランプと金正恩は、似た者同士で相手を罵り罵倒する能力に長けていると思っていました。しかし、どうでしょう。この最も相性の悪そうな二人が5月までに米朝首脳会談をするというニュースが伝わってきたではありませんか。お互いに何を考えているのでしょうか。何か、それぞれ企んでいることでもあるのでしょうか。
 会談をするというからには余程のことがあると見るのが普通です。北は相当追い込まれていて会談をするしか道がないと判断したのでしょうか。トランプは北にわざわざ騙されるために会談に臨むのでしょうか。そんなことはないだろうと言うのであれば、何でしょうか。


写真はイメージです

 会談の結果がどうなるのか、凶と出るか吉と出るか、神のみぞ知るということです。はっきりと言えることは、このままの状況で、北朝鮮という国が長く持つことはないということです。歴史を見て、永続する独裁国家というのはどこにもありません。必ず終わりを迎えるのです。