私の心の中にいる神様 48
「大好きだよ」の気持ちを伝える

 良心との対話で、ワクワク感が止まらない!
 真の父母様が、「第二の神様」であると言われた“良心”。自分の心の中にいる神様―良心―と対話(瞑想、祈り)することによって、自己中心的な思いに囚われていたことに気付き、本然の自分を取り戻していくことができます。
 そんな真の父母様のみ言と解説、それに基づいた実践(ワーク)を軸に展開されている自己牧会プログラムの中で多くのかたが感じた体験をお届けします。

「大好きだよ」の気持ちを伝える

 保育園で働いています。
 4月から2歳児クラスの担任になりました。前年のクラスの持ち上がりですが、それまでは3人の保育士で15人を見ていたところを一人で担当するようになり、重圧を感じていました。

 子供たちをかわいく思う気持ちはありますが、注意しても聞かない子を見ると、「落ち着いて座っていてほしい」「いっそ他の部屋に一人で置いておきたい」など、責めるような気持ちになるのです。
 そしていつしか、職場があまり楽しくなくなり、月曜日の出勤が苦痛になっていました。

 何とかこの状況を打開したいと思い、「心の目で見る」ワークに取り組みました。
 「真の愛を中心として正しく見させてください」と毎日唱えながら、子供の良い点を見つけるように努力しました。
 そのうちに、ふと、子供たちに対して「ありがとう」と言葉で表現してこなかったことに気付かされました。

 それでまず、お昼寝の前に「生まれてきてくれてありがとう」と心で伝えるようにしてみました。
 それを毎日続けていたら、今度は、一日一回だけの「ありがとう」では足りない気持ちになってきました。もっと子供たちに感謝して、愛していきたい気持ちが募ってきたのです。

 そこで、いろいろな場面で子供たち一人一人を「ぎゅーっ」とすることにしました。
 朝の会で、「みんな、きょうも頑張ろうね」と言いながらぎゅーっと抱きしめ、お昼寝の前は「おやすみ」のぎゅーっを、起きたら「おはよう」のぎゅーっをして、帰りの会でも「きょうも一日頑張ったね、明日もよろしくね」と言いながら、ぎゅーっと抱きしめるようにしたのです。

 こうすると、「大好きだよ」という気持ちが伝えられるし、子供たちの「先生、大好きだよ!」という気持ちが私の心にも伝わってくるようになりました。
 「これは相思相愛だな」と、毎日が楽しくなりました。

 それからは、土日になると、「あの子たち、パパやママとどうやって遊んでいるのかなあ」などと15人の子供たちに思いをはせるようになり、月曜日が待ち遠しくなりました。

 子供たちのことをこんなに好きになるとは思っていませんでした。前はいつ辞めようかと悩んでいましたが、今は毎日、仕事に行くのが楽しいです。というより、仕事という感じがしないのです。子供たちと一緒に成長していくことを楽しんでいるという感じです。

 大切なことに気付かせてくれ、知恵を与えてくれるワークを、これからもずっと続けていきたいと思っています。

(女性 20代)

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 次回(12月26日)は「万物の答えは『どちらでもいいよ』」をお届けします


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