シリーズ・「宗教」を読み解く 145
IAPD-Japan役員懇談会に宗教者平和大使が集う①

日本の宗教者が「Peace Offering:超宗教合水式」をささげることに

ナビゲーター:石丸 志信

 11月4日、梶栗正義UPF-Japan(天宙平和連合)議長が主催してIAPD-Japan(平和と開発のための宗教者協議会)役員懇談会が開催され、神道、仏教、キリスト教、イスラームの4大宗教の指導者8人が集った。

 当初は例年夏に聖火の郷(北海道)で開催されてきた「孝情奉献聖火式」に合流し、「日本の頭」で宗教者が共に祈り、宗派を超えた絆を強めていこうと話し合っていた。ところが、秋に延期開催された聖火式も道外からのゲストは制限され、私ひとりが代表しての参加となった。

▲11月4日に行われたIAPD-Japan役員懇談会

 その後、11月22日に開催される「第3回 神統一世界安着のための希望前進大会」で日本の宗教者が「Peace Offering:超宗教合水式」をささげることに決まった。

 第1回の韓国、第2回の米国に続き、韓日米3カ国の宗教指導者らが開会の祈りをささげることはこの大会にふさわしいと判断されたからだ。この日の懇談会はその準備のためでもあった。

 会合では、梶栗正義UPF-Japan議長が主催者あいさつとして、過去2回開催された希望前進大会の意義と概要を紹介し、第3回のテーマが韓国動乱(朝鮮戦争)開戦70周年を記念し、参戦国家と兵士らに感謝の意を表するものだと説明した。

 続いて就任したばかりの方相逸(パン・サンイル)神日本大陸会長を紹介。大陸会長は、日本をこよなく愛する韓国人として長年宣教に努めてきたことを自ら語られ、国境を超え、宗派を超えて平和を創るための宗教者平和大使らの協力に感謝を述べた。