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『祝福家庭』91号(2018年 冬季号)
「幼児教育」
〜お祈りで友だち関係が良好に!〜

光の子園 副園長・村上小夜子

さまざまな霊的背景を持つ私たち
 長年、幼児教育に携わりながら、園児のけんかについて確信を得たことが2つあります。
 まず、けんかは予期せぬ事から突発的に始まるため、“霊的な現象”だと言えます。次に、けんかは“両成敗”が原則だということです。
 そこで、2017年度の年長組の父母の皆さんに、次のようにお話ししました。

 光の子園に通ってくる子どもたちの背後には、さまざまな事情を抱えた先祖たちがいます。そのため、子どもたちがけんかをするときは、それぞれの先祖たちも関わっていると考えたほうがよいでしょう。


 けんかが起きた場所が“たまたま”光の子園だったということです。先祖たちから引き継いだ事情があり、“ここで会ったが百年目”というように、お子さん同士、出会っているに違いありません。

 イエス様は「敵を愛し、迫害する者のために祈れ」(マタイ5・44)と語られました。真の父母様は、そのご生涯を通じて「怨讐を愛する道」を示してくださっています。
 私たちは、相手を裁いたり、相手に責任転嫁をしたりするのではなく、お互いのために祈るべきです。

 また、「子どもたちだけの問題だ」と捉えている限り、根本的な解決はありません。今後、お子さんたちがけんかをしたら、お互いが祈り合えるように、各家庭に相手の名前をお伝えしてもいいですか? と伝えたところ、父母の皆さんは納得し、賛同してくださいました。

真の愛で人を愛する者に
 二世、三世の幼児たちが、お祈りによって自らの堕落性を脱ぎ、人を愛そうと努力する姿を見ると、私たち大人も、真の愛で怨讐を愛する実践をしていかなければならないと思わされます。大人は、子どもたちから謙虚に学ばないといけないのです。

 私たちのお祈りを全て聞いてくださる親なる神様の前に、幼子のように純粋なお祈りを捧げ、真の愛で人を愛する者になりたいものです。

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