『平和の母』読者の声 51
「孝情郎」になれるよう青年期を大事にしていきたい

 このコーナーでは、真のお母様(韓鶴子総裁)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んだかたがたの感想を随時ご紹介してまいります。
 4月に開催された「感想文コンクール」で佳作に選ばれた作品25点を順次ご紹介します(文責:編集部)。
 最優秀賞6点は『世界家庭』2020年7月号、優秀賞9点は『祝福家庭』2020年夏季号で紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。

 今回は、高校生・男子の佳作受賞作品をご紹介いたします。

「孝情郎」になれるよう青年期を大事にしていきたい

 「忍耐」。これは真のお母様を語る上で欠かせない言葉の一つです。

 お母様は今の自分をつくり上げたものとして、疲れを知らない信仰、堅固な意志、そして忍耐を挙げられています。

 お母様の人生は決して喜び溢れる幸せなものではなく、ただひたすら真のお父様(文鮮明総裁)に従われ、子女たちを愛し、耐え忍ばれた苦難の道です。

 お母様は人類の真の母として来られ、迷っている私たちを導く母として来られました。

 お母様は自らの歩んできた道を、「わたしはあなたがたを捨てて孤児とはしない。あなたがたのところに帰って来る」(韓鶴子総裁自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』180ページ)という聖句を用いて表現されました。

 その言葉どおり、お母様は人生の中で行くべき道が分からずにさまよっている人たちを導くために歩んでこられました。

 その歩みは、女性運動の展開、リトルエンジェルス設立、鮮鶴平和賞設立など多岐にわたります。

 その中でも私が一番興味を持ったのは鮮鶴平和賞設立です。
 鮮鶴平和賞と既存の平和賞との違いは、既存の平和賞が今の世代の問題解決にばかりこだわっているのに対し、鮮鶴平和賞は現在の問題を解決しながらも同時に未来の平和も見据えており、これは今の私たちに必要な思想だと思います。
 地上天国をつくるにしても、それが永遠に続くものにしなければなりません。

 お母様はどこまでも「自分がない人」であり、自分よりも先に相手を思いやることのできる人です。
 自分の利益を求めることを優先させるのではなく、良いものを与えても、もっと良いものを与えたいと申し訳なく思うそれが真の愛であり、永遠不変の愛です。その愛の前ではどんな怨讐でも許すことができるのです。

 私自身も日韓家庭として、怨讐関係にあった国同士の家庭ですが、両親の姿を見て真の愛を深く実感します。
 真の父母様はそのように怨讐同士だとしても国際祝福を進められ、国の違いなど関係なくただ「神の下の人類一家族世界」を望まれています。

 また、その怨讐国同士を結ぶプロジェクトとして日韓トンネルがあります。
 真の父母様は日本を母の国として立てられ、その母の国である日本と韓国とを結ぶ和合の懸け橋として日韓トンネルを期待されています。
 日韓トンネル成功の鍵として佐賀県が重要になってくるので、佐賀出身としてその責任の重さを理解し実現に向けて頑張っていきたいと思います。

 最後に、この自叙伝を読んでお母様の真の母としての使命や歩みを知り、お父様が聖和された後、それを独りで背負い独りで歩まれてきた事を知りました。

 私はまだ学生の身ですが、善なる夢に向かって進むのか利己的な欲望の道に進むのかを決めるのはこの青年期なので、かつての「花郎徒」のように自分たちがお母様の「孝情郎」になれるように、ただお母様の導きに付いて行くだけでなく、自分たちも行くべき道が分からずにさまよっている人たちを導けるように青年期を大事にしていきたいと思います。

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