「宗教」を読み解く 138
キリスト教に託された選民の使命

シリーズ・「宗教」を読み解く 138
超宗教平和運動を推進する摂理宗教⑧
キリスト教に託された選民の使命

ナビゲーター：石丸 志信

　イエスは弟子たちに「あなたがたは、世の光である」（マタイによる福音書 第5章14節）、「あなたがたの光を人々の前に輝かし、そして、人々があなたがたのよいおこないを見て、天にいますあなたがたの父をあがめるようにしなさい」（同 第5章16節）と言われた。

　それはかつて神がイスラエルの民に言われた言葉と重なる。捕囚の苦痛を味わった民にイザヤ預言者を通してこう語った。
　「あなたを民の契約とし、諸国民の光とした」（『聖書協会共同訳』イザヤ書 第42章6節）

　イエスは、人々に選民の使命を自覚させ、それを果たすように願った。しかしその使命は、復活したイエスが新しく選ばれた民、キリスト教に託されることになる。

　文鮮明総裁は「『メシヤのための基台』を造成する典型的な復帰摂理路程を歩ましめることによって、その民族が天倫の中心となり、人類歴史を指導し得るように導いてこられた」 （『原理講論』466ページ）民族だと言う。

　旧約時代はユダヤ教がこの使命を担い、イエスが逝かれた後はキリスト教がその使命を担って再臨主を迎える準備をしてきた。
　そしてイエスを通して神がキリスト教に託した使命を果たすように願い、祈り、天の心情に立って強く訴えてきたのが文鮮明総裁夫妻である。