珈琲徒然草

 コーヒーをこよなく愛する、“コーヒーコーディネーター・アロハ豆蔵”氏による、コラム「珈琲徒然草」。コーヒーのうんちくから、コーヒーのおいしい入れ方まで、毎日飲むコーヒーが“ちょっと”おいしくなるコラムを再配信でお届けいたします。
 読んでから飲むか、飲んでから読むか。「コーヒーを毎日飲む」というかた、必見です!

第3回 コーヒーの入れ方(ペーパー編)

アロハ豆蔵(コーヒーコーディネーター)

 皆さん、おいしいコーヒーを飲んでいますか?

 温かいコーヒーが飲みたくなる季節、今回はご自宅でペーパードリップをおいしく入れるコツをご紹介しますね。

 まずは準備するものとして、「レギュラーコーヒー・ドリッパー・サーバー・ペーパーフィルター・細口やかん」の5点があれば完璧です。

 ドリッパーというのはペーパーフィルターとレギュラーコーヒーを置くもので、底に穴が空いている器具のことです。サーバーはコーヒーの粉にお湯をかけて抽出したコーヒーを受ける器具のこと。細口やかんはホームセンターなどに行けば1000円前後から販売していますが、もしなければお茶の急須を代わりに使うこともできます。

<コツその1>
コーヒーの分量は適当にしない
 レギュラーコーヒーは「コーヒースプーン」という専用のスプーンで計量します。すりきり1杯が一人分です。もちろん好みで調節しても構いません。コーヒースプーンがない場合は小さじ山盛り3杯が1人分となります。

<コツその2>
お湯は少し冷ますこと
 沸騰したてのお湯でコーヒーを抽出すると苦味が強調されてしまいます。少し冷ましてから入れるのがおいしいコーヒーを入れる最大のポイントと言ってもよいでしょう。具体的には85℃前後がベストですが、温度計で測るのも面倒だと思います。一番良いのは電気ポットで90℃保温に設定したお湯をやかんに移して入れるとちょうど良い感じです。

<コツその3>
初めに蒸らした後は真ん中だけ
 お湯を初めに入れる時には大胆に満遍なく粉が湿るようにかけ、しばらく待ちます。ドリッパーからコーヒーがポタッ、ポタッと垂れるようになったら再びお湯を投入開始です。その時からはドリッパーの縁に直接お湯をかけないように真ん中だけにお湯を投入してください。周りに土手ができるので、それを崩さないようにお湯の量を調節します。

<コツその4>
最後の一滴は入れない
 コーヒーは抽出していくと最後にえぐみや渋みが出てきます。お茶は最後の一滴がおいしいと言われますが、コーヒーはその逆。サーバーに人数分がたまったら、すかさずドリッパーを外しましょう。

 この4点を守るだけで、今までとは一味違うものになると思います。
 ぜひお試しください。

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