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統一原理127のポイント 77
なぜアダムは中心人物として立てられなかったのか、その二つの理由を説明してください

 アプリで読む光言社書籍シリーズ第8弾、『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』を毎週日曜日配信(予定)でお届けしています。

(光言社・刊『統一原理127のポイント~百日修練会の試験問題と模範解答から』より)

第一章 復帰基台摂理時代
76 なぜアダムは中心人物として立てられなかったのか、その二つの理由を説明してください。(『原理講論』、290〜291、299ページ)

 創造原理によれば、人間は本来、一人の主人にのみ対応するように創造されました。それゆえ、二人の主人に対応する立場に立っている存在を相手にして、創造原理的な摂理を行うことはできません。もし神が、アダムとその供え物に対応しようとすれば、サタンもまた、アダムと血縁関係があることを条件として、アダムと対応しようとするのは言うまでもないことです。そうなると、結局アダムは、神とサタンという二人の主人に対応するという非原理的な立場に立つようになります。神はこのような非原理的な摂理をなさることはできないので、善悪二つの性品の母体となったアダムを、善性品的な存在と、悪性品的な存在との二つに分立する摂理をなさらなければならなかったのです。(290〜291ページ)

 簡潔にまとめれば、アダムが献祭すれば、その供え物には、神とサタンという二人の主人が対応するようになり、創造原理的な摂理を行うことはできないからです。(299ページ)

 堕落したアダムは、事実上、神の心情に対して千秋万代にわたって消えることのない悲しみを刻み込んだ罪悪の張本人でした。それゆえに、彼は、神が直接に対応して復帰摂理をされる心情的な対象となることができなかったのです。

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 次回(9月13日)は、「アベルが善の表示体、カインが悪の表示体に分立された理由を説明してください」をお届けします。