2020.07.25 17:00
『平和の母』読者の声 18
真のお母様の生涯と生き方を見て心が癒やされます
このコーナーでは、真のお母様(韓鶴子総裁)の自叙伝『人類の涙をぬぐう平和の母』を読んだかたがたの感想を随時ご紹介してまいります。
4月に開催された「感想文コンクール」で佳作に選ばれた作品25点を順次ご紹介します(文責:編集部)。
最優秀賞6点は『世界家庭』2020年7月号、優秀賞9点は『祝福家庭』2020年夏季号で紹介しています。ぜひ、併せてご覧ください。
今回は、73歳・男性の佳作受賞作品をご紹介いたします。
真のお母様の生涯と生き方を見て心が癒やされます
真のお母様は、真のお父様(文鮮明総裁)の天宙聖和式において、本当に深い悲しみの中におられたと思います。また、お母様の在世中に必ず摂理を完成させる、と決意しておられるのを感じました。
これからお母様はどのように天一国安着の摂理を進めていかれるのか、お母様の心があまりよく分からず、いろいろな思いが私の中にありましたが、自叙伝が私の思いを整理してくれました。
お母様の願いは、いかにして子女に責任を果たさせるかです。それは私たちが生きている神様を自らの中に知ることです。
歴史上初めて真の男性と真の女性が現れ、結婚し、人類の真の父母が立たれました。問題は真の子女が立つことです。
お母様のご苦労は、愛する者を犠牲にしてでも怨讐を愛し、生み変えていく忍耐にあると思います。お父様によって蒔かれた種をいかにして成長させ、善き実を刈り入れていくか、限られた時間の中での闘いです。
お母様の自叙伝は、私に涙の共感を与えてくださいました。
私は、今思えば不思議なる神の召命により、「この道しか無い」と、ただただ良心の声だけを頼りにみ旨の道を歩んできました。
振り返ればほとんど成長していないのではないか、と思う時があります。しかし自叙伝を読んでみて、私の背後に、いつも感動を与え、困難を乗り越えるための聖霊の役事があったことが分かります。
お母様は天の独り娘として、初めから天の父母様の心情と事情、そして願いを知っておられました。そして私たちを引き連れ、真のお父様の伴侶として絶対信仰、絶対愛、絶対服従の蕩減復帰路程を真の愛で勝利してくださったことが分かります。
神様自らが創造原理の理想に絶対服従であったが故に、人類が独り子イエス様を十字架に送ったにもかかわらず、再臨の摂理を与えてくださったこと、ただただ感謝です。しかしキリスト教は、ボタンを掛け違えたまま出発しました。
お母様は、神様の心情を断腸の思いで吐露されます。人類歴史は自由と愛の理想を求めながら、神から離れ、やがて平和を夢物語のように考えるようになりました。母の神性が分からなかったからです。
神は二性性相の中和的主体であると言われたお父様のみ言(世界平和統一家庭連合<以下、家庭連合>の教え)は、真のお母様によってこそ実体化されます。中和的主体とは、真の愛によって夫婦一体化した真の父母が子女を愛する立場であり、今まさに真のお母様が歩んでおられる姿です。
(家庭連合の)徳野英治会長はくり返し、お母様と心情一体となった時、天の父母様(神様)が相対され役事されることを体験すると言われましたが、私もそう思います。私も次元は違うかもしれませんが、同じように不可能が可能となって生きているからです。
お母様と一体化するにはどうしたら良いのか? さまざまな条件と精誠による信仰生活が基本だと思います。
しかし最も大切なことは、真の父母様(文鮮明・韓鶴子総裁夫妻)による祝福への感謝であり、夫婦の和合であると思います。なぜなら、どんなに条件を立てて精誠を尽くしても、事が成るのは神を知り、神の愛を受ける時だからだと思います。
お母様の心情は、夫婦が一体化してみ旨に向かい、お母様の事情や願いと共感し、共有しなければ、なかなか体恤(たいじゅつ)することは難しいと思います。
立派な人間になり、良い家庭をつくり、平和な世界をつくってほしいと子供に願う心が私たちに働くのは、人類の真の父母が永遠を懸けて私たちにそのように願い、震えるような心で祈っていてくださるからです。
お母様の自叙伝を読んで、「私は勝利する。神氏族メシヤの勝利者になる。天一国創建・安着する」という決意をします。
その背後には、真の父母様が共におられるという安心感があります。その安心感は中断なく前進し、必ず実績としてご父母様に美をお返しするという実践力を生みだします。
今、この感想文を書いている後ろで、相対者はせっせとコロナウイルス予防のマスクを作っています。そして、一言チクリと言います。「いつまで感想文を書いているの?!」「食事が冷めてしまうじゃないの」「あなたはいろいろと良いことは言うけれど、まず自己主管ができないとね」と...。
正直、相対者には頭が上がりません。これが祝福家庭だと実感します。
先日、「私も歳をとってきた」と言うと、「年齢や体の老化など気にしても仕方ないから、自分が今できること、すべきことは何なのか、祈り求めたら…」とアドバイスしてくれました。そして先日、夢の中で天の父母様の声を聞いたような気がしました。はっきりとした声でしたが、男性の声でも女性の声でもなく、ただ一言「子供たち!」と呼び掛ける声でした。
お母様の自叙伝は、疲れた時や苦しい時こそ訓読しなければなりません。お母様の生涯とその生き方を見て、私の心が癒やされます。
「正しい道を行きなさい」と自らの行動をもって教え諭し、深い母の愛を持って子女が勝利して故郷に帰ってくるのを待っておられる真のお母様。感謝です。
人類は今まで男性を中心とした原理でしか物事を見ることができなかったので、天の父母様の本質が分かりませんでした。私たちは真の母を通じてこそ、平和と統一の世界を安着できることを教育しなければなりません。
今までの文化文明の恨(ハン)をお母様の心情と愛によって癒やしきり、新しい太平洋文明の基礎を構築していくことがお母様と共に歩む者の使命です。
神の霊は万人に注がれていますが、天の父母様を本当に知っていて、それを人類に教えてくださるのは真のお母様だけです。
自叙伝を通して、私たちは今生きておられる真の母の胎内にもう一度入り、重生しなければなりません。
お母様は天一国安着を宣布されました。自ら天宙的カナン復帰40日路程を歩まれ、全世界を巡回され、義人の心を呼び起こされました。
天宙は、人類の涙をぬぐってくださったお母様と真のご家庭に、賛美と頌栄をささげます。
お母様の玉体が無窮であられることを祈ります。