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日本統一運動史 50
日本に真の御父母様を迎える準備時代㊱
草創期の蘇生的基盤の造成

 『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』をお届けします。
 創立40周の際に発刊されたこの書籍は、日本における文鮮明・韓鶴子総裁夫妻の貴重な歴史的足跡と、多岐にわたる統一運動の歴史をまとめた一冊です。
 今、改めて読んでおきたい、日本の統一運動の歴史を振り返る連載です。

歴史編纂委員会・編著

(光言社・刊『日本統一運動史~文鮮明先生御夫妻と日本の統一教会および統一運動の歩み』より)

第三章 日本に真の御父母様を迎える準備時代

四、草創期における飛躍的発展

 久保木修己氏の入教後、立正佼成会から付いてきた多くの青年たちが加わって伝道が進み、特に特別修練会の定着化、さらに学生伝道によって、初期の日本統一教会の飛躍的発展段階を迎えていきました。

(1)第1期特別修練会の開催(1963.3.1〜4.10)

 1963年3月1日から立正佼成会全国支部代表30名を含む約40名の修練会が開かれました。そしてこの修練会を第1期特別修練会と呼び、それ以前の修練会に参加した人をゼロ期生と呼ぶようになりました。

 第1期特別修練会は、3月1日から20日までの前半が立体文化センターで行われ、後半は神奈川県小田原市の政治大学の海浜閣に場所を移して行われました。

 3月1日は、立正佼成会本部において庭野日敬会長、崔奉春宣教師が同席するなか発会式が行われ、修練会が出発しました。前半の「原理」講義は周藤健氏が2回、続いて3回目の「原理」講義は、広島から駆けつけた小河原節子さんが担当しました。

 このときの修練会には、石井光治、横井勉、星野義雄、宮下昌彦(現、昭彦)、岸本匡代(現、小山田儀子)、熱海(現、梶栗)惠李子、滝川栄子(後に奈田寿美子、1989年に昇華)、江沢進、塩野(現、江沢)久子、阿部博行、山路みち子さんなどが参加しました。

▲第1期特別修練会の発会式(前列左側3人目から久保木修己氏、崔奉春宣教師、庭野日敬立正佼成会会長)(1963.3.1)

1. 修練生の感想文

◇東京 宮下昌彦
 「修練会に参加する以前の我と今の我を比べて、人生観、世界観が一変してしまった。永い暗闇を歩いていて、今は光のある所に出たといった感じである。ただ世界平和を目指してたいした信念もなく活動してきたのであるが、今ははっきりと知った。」

◇京都 岸本匡代
 「再臨主を迎えた今なるときの自覚の上に立って、日本を全人類を救わんとして原理の武装に立脚して、若人としての希望と闘志に燃え、人に捨てられ神に捨てられても、神の全き愛と真を疑うことなく信仰を築き上げて、父のみ許に喜びと愛と栄光をささげる者となるべく、兄弟姉妹たちと共に全き犠牲精神でもって猛進邁進いたします。」

◇東京 滝川栄子
 「己の小さな身体をともかく人類幸福のために身が粉になるまで、使い果たしてから死ぬ覚悟はもう以前に出来ている。それだけに大きな意味あるものを学ばせて頂いたことに心から感謝し、これからの進展に期待してくださる方々、また知ると知らずとにかかわらずこの原理の糧を待ち望んでいる30億の人々にこたえて力強く勇ましく立ち上がろう。」

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 次回は、「日本に真の御父母様を迎える準備時代㊲」をお届けします。


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