オススメ成和手帳 11【最終回】
成和手帳特集⑩
証し部門(第1回 成和手帳グランプリ)受賞作品

伊藤 安昭(青年学生局 成和学生部長)

 今回は、第1回「成和手帳グランプリ」の証し部門に応募された作品の中から、最優秀賞、優秀賞を受賞した証しをピックアップしてご紹介します。成和手帳グランプリの歴史はここから始まりました!
 この部門は、「成長度:成和手帳を活用しての成長・変化がよく表れている」という観点で審査をしました。ぜひ、中高生たちの信仰の成長の証しを味わってください。


第1回 成和手帳グランプリ:最優秀賞
(高校2年生・男子)

「“やらされている生活プログラム”から“喜んでやりたい生活プログラム”へ」

ボランティア精神で意識が変わった
 私はこれまでも成和手帳を使って生活プログラムの実践、心情日誌の記入をしていました。それでも私自身の中で、生活プログラムと心情日誌の意義が頭の中では分かっていたけれど、あまり実感していませんでした。形だけでやってしまう日もありました。

 私は夏にカンボジアの海外修練会に参加しました。その中で、ボランティア精神を学びました。ボランティアとは、心を込めて、喜んで与えることだと実感しました。

 私は特に“心を込める”が生活プログラムに生きると思ったので、9月から項目ごとに、毎日「A」「B」「C」でどれくらい心を込めたかの評価をしていきました。

 “心を込める”ということは簡単ではなかったけれど、だんだんと天の父母様のため、相手のためという気持ちになり、“やらされている生活プログラム”から“喜んでやりたい生活プログラム”になっていきました。

二世として学校へ行く
 特に二世は、学校というカイン圏が嫌で、毎日教会に行きたいと言います。私もそう思っていた一人でした。学校に行っても話が合わず、カイン圏の人に合わせるのが正直に言うと苦痛でした。
 私は生活プログラムを通して意識変革をしました。

 一体なぜ学校に行くのか?

 自分が二世として、学校で何をすることが天の父母様から願われているのかを考えました。
 結果として、やはり毎日学校の実践項目を勝利して、自己のアイデンティティーを見つけて、学校のため、友達のために尽くしていくことだと思いました。
 “私”という人間から周囲の人々にどれほどの影響を与えることができるかが大切だと思いました。

 そのように意識変革をすれば、あまり関わりたくない友達も、与えることのできる愛の対象に変わり、勉強するためだけの学校も、天の父母様が用意してくださった実践する訓練場になりました。

 学校のクラスの友達のために尽くしたい気持ちになりました。実際に為に生きる以外にも、学校の友達のために祈祷するようにもなりました。私が通っている学校にはおそらく私しか二世はいません。その私こそが天の父母様からその学校に送り込まれたのだと思います。

真の父母様を証しすることが目標に
 私は学校で生活プログラムを実践しながら、友達のことを考えながら、あることを強く思いました。
 私が卒業するまでに、この学校またはクラスで真の父母様を証しして、伝道しようと…。

 これは何の基盤もなしにはできません。日々の生活プログラムがいかに大切であるかを感じました。
 私にとって生活プログラムは生活の柱であり、心情日誌は毎日前進していくための心情を表す場所だと思っています。

審査員からのコメント:
 成和手帳を活用して生活する中で自分の中に起きた“変化”や“成長”が素晴らしいです! 家庭や教会だけでなく、学校において二世としてのアイデンティティーをつかんでいった証しが素晴らしいですね。


第1回 成和手帳グランプリ:優秀賞
(高校1年生・男子)

「僕はもう、中途半端じゃなくなった!」

 僕が成和手帳をちゃんと書き始めたのは中学3年生の春、Jr.STFのGreen修練会の後でした。

 それまでの僕は、勉強も信仰も何に対しても中途半端であり、毎日無駄な時間を過ごしていました。
 勉強は、毎日やらなくてはいけないと思っていながらもモチベーションが上がらない。学校でも特にやることはなく、ただ授業を受けている。このような状況が続いていました。

 そのような中で成和手帳を書き始めたのですが、この行動により僕の人生は大きく変わっていきました。

 最初に変わったのは、勉強時間です。
 成和手帳には、一日の勉強時間を書く欄があります。それを、一日一日書いていくと、これまで漠然としていた自分の勉強に対する態度が分かるようになりました。すると、「前回の記録を越えたい」という欲が出てきて、もっと勉強するようになりました。そして今では一日4時間勉強が当たり前になっていきました。これは成和手帳のおかげだと思います。

 次に変わったのは、学校が無意味な場所でないと思うようになったことです。
 教会とは全く環境が違う中で、教会にいる時みたいに振る舞うのはこれまでの僕には少し難しすぎました。
 それでも成和手帳の生活プログラムの欄に、一日の目標を立てていきました。すると、自分の立てた目標だから達成しなければいけないという思いから、学校でも積極的に為に生きるようになりました。
 そのおかげで学校も自分を成長させる場として、意味を成すようになりました。これも成和手帳のおかげです。

 そして何より、成和手帳のおかげで一日の反省をすることができました。
 一日の良かったことや良くなかったことを、心情日誌を書きながら振り返り、明日は今日よりも良い歩みができるように決意をすることができました。そのおかげでとても充実した一日一日を過ごしています。

 成和手帳を書き始めて約2年、僕はもう中途半端ではなくなりました。ここまで自分を変えてくれた神様に感謝しながら、これからも自分を成長させるために成和手帳を書き続けていこうと思います。

審査員からのコメント:
 成和手帳を通して、信仰面、勉強面、生活面、全てにおいて向上心が育まれ、毎日を神の子として一生懸命生活するようになったところが素晴らしいですね!


第1回 成和手帳グランプリ:優秀賞
(高校1年生・女子)

「成和手帳は成長が見える手帳です!」

 成和手帳を本格的に使い始めたのは中学2年生の頃です。
 成和手帳の取り組みが成和学生会で始まり、毎月の目標、細かい実践などを立てていきました。しかし継続するのが苦手な私はそれだけで終わってしまう日々が続きました。

 当時の私の学級は陰口や暴言が絶えず、物が盗まれることもあり、とてもひどい状態だったのを覚えています。

 そこで私は「この学級を変えたい!」と決意しました。
 その時、取り組んだのが成和手帳でした。“天宙主管の前に自己主管せよ”とお父様のみ言(教え)にあるように、まず私自身が変わらなければなりません。成和手帳を通して、継続のできなかった私が、生活プログラムとして立てた祈祷、訓読を毎日行っていくことができるようになりました。

 ちょうど、お父様が聖和された時のことです。「お父様が安心してこの地上を任せられるような強い二世になるんだ」と今もまだ、その時の決意の言葉が心情日誌に残っています。私自身が成長し、学級も良い方向へと進んでいきました。

 成和手帳は、見返すということが大切だと思います。毎日の精誠を書き込んでいく中で、決意や目標が形に現れます。誰もが心から決意する時があり、しかし心情が落ち、自分を中心とした生活になってしまっていたという経験があると思います。
 その時、成和手帳を振り返るとたくさんのアベルやオンニの言葉、また出合ったお父様のみ言。同じように葛藤していた私。そしてそれを乗り越えた時の私…いつも天の父母様が共におられたんだと、その日誌を見ながら感じます。

 あの時の私より今の私は成長しているか?
 天の父母様に誇れる私になっているか?

 私は、当時中学2年生だった私から学びました。
 今は、その時以上の成和手帳を中心とした歩みをしています。成和手帳は、成長が見える手帳です。
 天の父母様が願われる私に成和手帳で変えていきましょう!

審査員からのコメント:
 信仰も心情も、私たちの内面に関するもので、分かりにくいものです。中学生ながら自分の信仰と心情にしっかりと向き合って成長していった姿にとても感銘を受けますね。


 今回は、2014年度に行った第1回「成和手帳グランプリ」の証しを紹介しました。これまで過去6回に渡って行ってきた成和手帳グランプリに応募された素晴らしい作品や証しを紹介してきました。
 今年は7回目となる成和手帳グランプリを実施する予定です。

 「オススメ成和手帳」は今回が最終回となります。いかがでしたでしょうか。最後までお読みくださりありがとうございます。

画像をタップすると拡大してご覧になれます


中高生のためのWeb礼拝
第91回「第4回成和手帳グランプリ開催!」
(16分)