「幸せな結婚」を考える 34
第7章 夫婦で正しく愛を育もう
「違い」を理解し、楽しもう(4)

 もう一度皆さまにぜひ読んでいただきたい、編集部イチオシ!なコンテンツをご紹介。
 第4弾は、『「幸せな結婚」を考える』を毎週火曜日配信(予定)でお届けします。

ナビゲーター:長岡 高史

 男女の違いはまだまだあります。
 いくつか挙げてみましょう。

・男性は話を聞くのが苦手(すぐに結論を聞きたがる)。

・女性は地図を読むのが苦手(空間認知能力が男性よりも劣る)。

・男性は同時並行処理(ながら作業)ができないが、女性は同時並行処理が得意。

・男性は結果を重視するのに対し、女性はプロセスを重視する。

・男性は客観的事実を重視するのに対し、女性は主観的意見を重視する。

 なぜ男女はこんなにも違うのでしょうか?
 違いがなければけんかもせず、すぐに仲良くなることができそうなものです。いったい何のためにこの違いは存在するのでしょうか?

 その結論はシンプルです。
 「違いは神が造った」。それだけなのです。

 旧約聖書には「神は自分のかたちに人を創造された。すなわち、神のかたちに創造し、男と女に創造された」(創世記 第127節)とあります。

 男性も女性も「神のかたち」なのです。
 ながら作業ができない不器用な男性も「神のかたち」であり、話を論理的にまとめられない女性も「神のかたち」なのです。
 神様は男女がお互いできないところを指摘し合う姿を見たいとは思っていないでしょう。お互い足りない部分を補い合う姿をご覧になりたいのではないでしょうか。

 男性と女性は違う。まずはそれを正しく認識することから始まります。そしてその違いをお互い補い合い、さらにはその違いを楽しめる男女の姿こそが、もっとも美しい夫婦の姿だと思うのです。